ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

初タマレス

2010年02月20日 | その他
今年1月のハイチの大地震以降、ポートランドでも義捐金を募る運動や支援活動が活発。ラジオなどでも連日、“ハイチ支援”を巡り、賛成派(人道的理由から)や反対派等が意見を戦わせていた。確かに、アメリカの経済自体厳しい状態なのに、ヨソに送る資金があるなら国内の貧困層を助けるべき、という声にも一理あるようだけれど、大方の人々は支援コンサートを開いたり、飲食店では売り上げを寄付するイベントを開いたりと、日本より熱心な活動が見られる。これもやはり、アメリカという世界の超大国、という立場というより、海を隔てた隣国、という地理的な近さと歴史的なつながりに拠るものだと思われる。

で、この風潮に便乗(?)したのか、大学キャンパス内で、“エクアドル救済キャンペーン”というのをやっていて、手作りクッキーや民族食を販売。元々、構内を歩いていて、不思議な食べ物を持った人とすれ違って、“あれは何?”と思ったのがキッカケなのだけど、正体はタマレスという食べ物。

タマレス自体はエクアドル特産というより、中南米全体で食べられるものらしく、トルティーヤの原料(とうもろこしをパン状にしたもの)を薄く延して焼かず、中に味付けしたお肉などを入れて、とうもろこし(またはバナナ)の皮で包んで蒸し上げた料理。一つ2ドルというので、早速晩ご飯のおかずの足しにしてみる(笑)

味は、すっごくおいしい!と感動するほどではないけれど、とうもろこしベースで何だか懐かしい味。中のお肉にも複雑なスパイスの味付けでなかなか。なぜエクアドル救済なのか、肝心のイベントの趣旨を良く聞かなかったのだけど、知らないエスニック料理が味わえて満足。

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