ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

温泉へGo!Breitenbush Hot Springs③

2009年12月30日 | アウトドア
この温泉施設、古くは原住民インディアンにより、狩の場や社交の場、癒しの場としての温泉の活用がなされてきたらしく、その後19世紀の白人の到来以降、個人所有となり、幾人もの人手に渡りつつ、現在は州立(国立)森林保護区に隣接しながら、今の経営団体により運営されているとのこと。

それにしても、一般的にシャワーを好み、お風呂に浸かる習慣が薄いアメリカでは、温泉といえばヒッピー社会の儀式と結び付けられることが多いのだけど、この温泉も、明らかにかつて(70年代とか)はヒッピー・コミューンだった風。受付のおばさん(とその格好)や売店においてある品々(ヒーリング各種やアジアン雑貨)、それにレクチャーの講義内容(ヨガ、瞑想、自己啓蒙等)から手に取るようにわかる(もちろん確証はないのだけど)。

ちなみにお風呂は4つ、敷地内に点在していて、全て混浴。水着の着用が許可されているけれど、基本的につけない人が殆ど。実際、温泉に入っている人がいて、写真を撮るのが憚られ撮影できなかったのだけど、それぞれのお湯には、そばに荷物や着てきた服を置く屋根付きベンチが備えられ、ここで服を脱いでお湯に入る。出るときは、置いておいた服を着て、また次のお湯へ(各お湯が点在してるから、しっかりコートまで着ないと凍え死ぬ…)。

ただ、お風呂は完全露天風呂で、岩で組まれた各浴槽は、日本の露天風呂そのもの!!樹齢数百年を超える木々に囲まれた大自然の中の雪景色、温泉の温度も少しぬる目だけど、ゆっくり入るにはちょうど良い温度で、“来て良かった~~~~”と絶叫したくなる。

※写真は入浴不可の高温の温泉。かすかに硫黄のにおいがする。ちなみに、ここのHPやパンフレットはかなりしっかりした作りなのに、泉質については一切の言及なし(日本人としては気になるところ)。今度、温泉の人に直接聞いてみよっと。

最新の画像もっと見る