ボウラー仁義(仮題)

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更新はドクターイエローを見かけるくらいの頻度で

さよなら、夢の超特急

2008年11月04日 | 鉄道


世代的に、「新幹線」と聞いてまず浮かぶのは”だんごっ鼻”の0系だ。
初めて乗った新幹線も、やっぱり0系だった。
その0系がいよいよ今月末で現役を引退する。

新型の車両に比べ加速も最高速も劣るため
過密ダイヤの中ではジャマ、と言わんばかりに
すでに東海道エリアからはとっくに追い出され、
新大阪から西で、「こだま号」として
わずかに残った3編成が細々と最後の活躍を続ける0系。
一目見ようと今、鉄道ファンが全国から集まっている。
いや、新幹線ほどのメジャーな存在だ、
関心を寄せるのは鉄ちゃんに限らないはず。
さよなら運転ともなれば注目度は急行「銀河」の比ではないだろう。
大混雑になる前に行っておいた。




今残っている車両は改良工事が施されているため
厳密には登場時のまま、というわけではないが
引退を前に、白地に青帯のオリジナル塗装に戻っているのもうれしい。
途中の岡山まで乗ってきたのが最新のN700系ということもあって
車内外のそこかしこに時の流れが感じられた。
しかし、当時最新鋭の技術が結集し
人々に希望と光をもたらした0系の
鉄道史に燦然と輝く偉大な功績が色あせることはない。
※希望=のぞみ、って読んでね。 「こだま」はねーのか?…とか言わないの。

修学旅行で行った京都が活動限界だった僕からすると
はるかかなたという印象だった関西が
思っていたより全然近いということに驚いた。
ひかり号なら静岡からでも2時間ほどで行けてしまう。
新幹線、素敵やん。
まあそんなことは計算してみればごく当たり前で
そこらへんの電車と巡航速度を比べるとざっと3倍速い。
つまり新幹線=シャアザク、ってことなので
いかにすごいかがよく分かるというものだ。
機体の性能の違いは、戦力の決定的差になり得る。

国内各地をぐっと身近なものにしてくれた夢の超特急。
その先駆けとして、
44年の長きにわたって活躍してくれた0系、
本当にお疲れさまでした。

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