ボウラー仁義(仮題)

ボウリングは休業中
更新はドクターイエローを見かけるくらいの頻度で

猫の視点で見てみよう

2006年04月06日 | Weblog
今日は半年前からの予定通り、Y紀さんのお膳立てで相方ともどもミュージカル『キャッツ』を観に行きました。
驚異的なロングラン上演を続ける超有名な演目ですが、恥ずかしながらワタクシ予備知識も全くありませんでした。

そんなわけで東京・五反田にキャッツシアターという専用の劇場があることも知らず、その立派な設備に驚きつつ一歩中に足を踏み入れると、もうそこはキャッツワールド。
猫のスケールに合わせた巨大なゴミ置き場のセットは舞台上にとどまらず、客席までつつみ込むように…
舞台と言うより何かのアトラクションに入り込んだかのようでした。

客席まで巻き込むのは舞台装置だけではありません。
猫たちは観客の目の前まで来るし客席の間を走り回るし、僕の左後方の席の女性などは猫に引っ張られて舞台に上げられるし。
以前Y紀さんが連れて行かれたって言ってたのはこれか!
Y紀さんも1公演につき1人だけのその大役に選ばれるとは、なんて貴重な体験!
しかも実はその時寝かかっていたというじゃないですか。
信じられない人だ、と思っていたら今日自分も上演中に寝てしまい、ストーリーがよく把握できていなかったんですが、猫のしなやかさを表現した演技に歌とダンスのすばらしさ、観る者を飽きさせない演出の数々を堪能し、すっかり引き込まれました。
後から知ったんですが、原作は15篇から成る詩で、それをつなぎ合わせた『キャッツ』にはストーリーらしいストーリーはないそうです。
だから理屈抜きに楽しめるし、ちょっとぐらい寝てしまっても大丈夫(?)なんですね。

やっぱりライブの臨場感、迫力には何物にも代えがたい魅力があります。
芝居にしろプロレスにしろ、ライブでこそ真価が分かるんだと改めて思いました。
チケット代はお安くないので気軽には行けませんが、またぜひ他の演目も観に行きたいです。