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言いたい放題 100の事

最近硬派になってごめんなさい

マイレージという環境行動

2007-06-07 21:54:59 | Weblog
マイレージと言えば、航空産業のある種の代名詞にもなりつつありますが、ここで言う「マイレージ」は全く違う環境キーワードです。

ヨーロッパを視察して、環境に対する市民の取り組みが、日本のそれとは根本的に違うことを痛感した出来事。それが「マイレージ」でした。

今、水を購入する人が多いのですが、
その水はどこの水でしょうか?
フランスだったり、カナダだったりしていませんか?
では、その水を運ぶのに、どのくらいのエネルギーが消費されているでしょうか?そして、そのためにどれくらいCO2が排出されているか?

ヨーロッパでは、スーパーの食品売り場にこの「マイレージ」つまり、その食品がどれくらいの距離を運ばれて売り場に届くのかが書いてあるところが増えています。どうせ同じ食品ならば、マイレージの短い食品を買う。それは即ち鮮度も高くなるし、地元の農業を支援することにもなり、そして、不必要な物流を押さえることになる。

これをそのまま日本に導入するのは、今すぐは無理でしょう。
しかし、
できるだけ、国産ですむものは国産におきかえ、
水ならば、
環境を破壊する深層水でなく、外国産でない、国内の水で十分ではないのか。
そして、その考え方が進めば、国内の農業振興にお金を使うべきだということが国民の間に生まれてくる。
北海道を再生するのは、やはり国産の飼料で生産する家畜であるだろうし、
例え業者であったにせよ、東北の農業を守るために、後継者のいない農地を国が賃借するとか、遠洋でなく近海漁業を促進するための投資。
これらによって、食料自給率を今より10%程度高めていくこと。

これこそ、究極の環境政策です。

この文章は、このまま転載していただいて結構です。
この考え方が、国民に流布することこそが意味があるので!

ジャンゴ