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言いたい放題 100の事

最近硬派になってごめんなさい

家族を考える

2006-10-09 23:50:56 | Weblog
映画「ワールドトレードセンター」を見てきた。
映画の出来は、まあなんとか合格点で、1,500円程度の価値かな。
1,800円ならば少し損した感じ。
割引料金で調度・・・ってところでしょうか?

非常に保守的な家族像がテーマで、
このところの世界中に蔓延する保守的な思想を前面に押し出した感じが鼻につきすぎる・・・が、今のアメリカメジャー映画としては、プロパガンダも含む以上仕方のないことだろう。

ところで、この家族愛。
実は、ある日本のスポーツ雑誌に
「アメリカ人は家族を大事にする。彼等にとって『ファミリー』は守るべき最も大切なものだ」と書いてあったのを読んで腰を抜かした。

えええ?
「アメリカ人は・・・」?
世界中そうでしょ?
イラクだって、戦禍で失った家族について泣き叫ぶ姿を何度も映像で見た。
韓国にとって、一番大事なものは家族、一族だ。
いちいち書かないが、家族を一番に大事にしない国なんてある訳ない!

っそっかぁ。
ひとつだけ、そんな国があったっけ。この地球上に。
日本って、家族より、恋人や趣味や・・・いやいや仕事や会社を大事にする国なんだとあらためて思った。
「今日は、子供の授業参観で休みます。」
「その日は、家族でランチに行くので、休日出勤はできません。」
こんなこと言えないのが日本なんだね。

自分はどうだろうか。
家族優先だが、第一とまで言える生活だろうか?
仕事と家族を天秤にかけて家族を選択してきただろうか?
そりゃ何度も会社に嘘をついて、家族を優先したけど、
正攻法で言ったことが何度あるんだろうか?
アメリカでは、それが堂々と言え、
言う人がきちんと評価される国。

今、家族を殺す犯罪が後を絶たないが、
愛すべき家族・・・と言えないそんな「家族崩壊」が日本の当たり前の風景になっているんだったら怖いことだ。

「家族を大事にする国に!」という前に政治家は「仕事を休んで家族との時間を大切に!」と言うべき時なのではないか?