島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

整理

2011-02-21 21:47:31 | Weblog
島ちゃんはまだ入院してるだけで、亡くなったことが嘘のようでまたひょっこり家に帰ってきそうで島ちゃんの使ってたものはもちろん島ちゃんの部屋も島ちゃんが入院する日のまんまで、手つかずというよりも島ちゃんの部屋に入るとすごく寂しくなるので「開かずの間」になってましたが、このままではいつまでもズルズル、グズグズしてしまうし私が島ちゃんの部屋に入るのを何となく避けてたので子供たちまで寄りつかずになってたのでこれではいかんと思い「開かずの間」を整理しようと思い切ってドアをあけました。

島ちゃんが使ってた物や洋服、写真、手にとるもの全てが愛おしく島ちゃんがもうここにいないのかと思うとたまらなく寂しくなり何度も手が止まり全然前に進まなくて朝からとりかかったのに気が付いたら外は暗くなってて子供たちに「ママ、電気くらいつけたら」って言われ「ほんまやね」ってそこからは子供たちが手伝ってくれてなんとか夕飯までには終わりました。

子供たちと「この服パパの匂いがする」と言ってはクンクン匂いをかいだり、「この時計パパの誕生日にプレゼントしたやつやん」と腕にはめてみたり一つ一つに思いでがたくさん詰まってて楽しい思い出ばかりで自然に子供も私も笑顔になってたな~。

夕飯の時も「パパの作った野菜炒め食べたいな~」とか「パパの作った餃子が一番おいしわ。」とかその日は島ちゃん一色やったな~。

我が家の「開かずの間」はスッキリ整理整頓され今は私の一番お気に入りの部屋になってます。子供たちも「パパの部屋でテレビみるわ」とか「パパの部屋で寝てもいい?」とかいって子供たちと一緒に寝てます。

部屋を整理すると島ちゃんがいなくなったと改めて実感して寂しいのはもちろんなんだけど、でも現実を受け入れることで島ちゃんをもっと近くに感じることが出来て上手く表現できないけど「特別感」な気がして毎日が今とても充実していて幸せやな~って感じさせてもらってます。
島ちゃんは姿はなくてもいつも私たち家族を守ってくれて今までと同じ一家の大黒柱として家族をまとめてくれてます。

島ちゃんいつもお疲れさん。

今日も一日こうやってたのしく過ごせた事に感謝します。