島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

マジですか!?

2012-12-27 22:14:52 | Weblog
「なんか気持ち悪いものが見つかりました」とかかりつけの病院から電話があった。

仕事中だった為、電話を切ったあとの仕事なんて当然、手につく訳もなくお昼休憩の間に病院に行った。

いつも丁寧で優しいドクターが「検査しといて良かったね。早期の子宮頚がんが見つかったわ」と穏やかな顔で言った。

「子宮頚がんは早期治療で完治する病気やから、ほんと早く見つかってよかったよ」と淡々と言った。

パパの時を思い出した。

病気を宣告された時パパはいたって冷静だった。まるで人ごとのように。頭が真っ白になって涙が出たのは私だった。

今回、自分の体の状況を先生に説明を受けていてもどこか、他人事のよな感じでいた。

病院から外に出て「あ~寒っ」と思った瞬間、少し涙がでて「なんで私なんよ」と思った。

子宮頚がんについてネットで色々調べた。早期の場合は完治する病気であること、手術も簡単である事など少しホッとした。


そしたら逆に「がん」っていう名前になんだか腹が立ってきた。

だってそんな簡単な病気なら「がん」なんて名前にしなかったらいいのに。

正直病名に気持ちが負けたとこもあったしね。

その後、本日まで何度か病院で検査をした。 何度検査しても同じ結果。それならば手術をし体の中から悪いやつを追い出したほうがいい。

と決め、来月、手術をすることに決めた。

私は自分自身の体のことだから、自分の気持ちの持ちようでなんとでもなるけど、かっちゃん(お母さん)は違った。

なるべく自然にサラッと言ったはずだったのに、「アカンで!そんなんアンタどないすんのよ!!」と言った。

どないすんのよと言われても・・・もう手術の日も決まったし、サインだけして欲しいねん。というと「なんであんたが、がんにならなあかんのよ」

といった。「私じゃなくても誰がなっても良くないわ。私で良かったわ。だって絶対私は守られてるし、絶対大丈夫やから」というと

「そうやね」と「大丈夫、大丈夫」と何度も私に言いながら自分に言い聞かすように言っていた。

私もパパの病気が見つかった時、おまじないのように「大丈夫」と何度も言っていた。

自分に起きることは全て大肯定!

島ちゃんの妹の妙子さんがいつも言っている。

そうやね。こうなったのは仕方ない。

それならば今の状況をどうするか?

病気を受け入れ、治療するしかない。

自分に起きることは全てに意味がある事。自分の気持ちアンテナを研ぎすましクリアーしていこう。

さて、ココからはのんびり、毎日楽しみながら進むことにしよう。