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北海道小清水町 小清水原生花園

2024年08月04日 11時35分18秒 | 北海道

小清水原生花園。小清水町浜小清水。

2022年6月15日(水)。

伊茶仁(いちゃに)カリカリウス遺跡を見学後、標津町伊茶仁を14時過ぎに出て、網走方面へ向かい、斜里岳北の山越えの道を走り、15時過ぎに小清水原生花園へ着いた。小清水原生花園は有名な観光地なので1973年8月の北海道旅行のさい、知床観光船や知床五湖を観光する前に列車で通ったとき、花が見えないかと外を見ていた記憶がある。1990年代末に日本百名山の羅臼岳・斜里岳を登頂したときは、カムイワッカ湯の滝や熊の湯に入湯した。そのため今回は知床には行かないことにした。

小清水原生花園は、オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた約8kmの細長い砂丘全体が天然の花畑となっている北海道を代表する海浜公園で、5月下旬頃~9月上旬頃まで約200種類の花々が咲きそろい、JR原生花園駅前に整備された遊歩道で散策を楽しむことができる。

遠くに斜里岳や知床連山を望み、オホーツク海や濤沸湖に挟まれた中をJR釧網本線が走るという、ユニークな風景が特徴だ。

丘の展望台「天覧ヶ丘」からは、360度の眺望が広がり、天気の良い日はオホーツク海側には知床半島から網走、湖側には斜里岳から藻琴山までの絶景が見渡せる。

原生花園といえば、大輪のエゾスカシユリや、鮮やかな黄色のエゾキスゲの群生が広がるお花畑が魅力だ。

園内にはJR釧網本線の原生花園駅が夏季限定で設置されており、一両編成の列車と咲き誇る花畑との共演が見られる。

JR原生花園駅のそばに遊歩道が設けられており、その遊歩道を少し登ると海岸線の中で一番小高い「天覧ヶ丘」展望台になっている。

天覧ヶ丘からは知床から網走までの360度の展望が開け、目の前に斜里岳の美しい山並みが広がる。日本百名山に名を連ねる斜里岳は、高さ1457m。その山容の美しさから、「オホーツク富士」「斜里富士」とも親しまれてきた。

羅臼岳を盟主とする知床連山。

オホーツク海とラムサール条約登録湿地 濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた小清水原生花園の正体は、なだらかな起伏が続く8kmにも渡る砂丘。

昨年できた木道からは、目の前に雄大な斜里岳が広がる。

原生花園が最も賑わいを見せるのは6月中旬から7月下旬ごろ。町花であるエゾスカシユリやエゾキスゲ、ハマナスなどの花々が咲きそろい、黄色やピンク、紫といった色とりどりの花畑が現れる。

エゾスカシユリは、北海道、樺太、シベリア、中国北東部などに分布する多年草で、花期は6月中旬〜7月頃。草丈は20〜90cm程度で花色は主に橙色。花弁は6枚ほどで構成され、濃橙色の斑点が内側にある。また、花弁の根元部分が細くなっており隙間があり、このことが和名にあるスカシの由来である。

道東、道北では、原生花園に限らず、各地で見ることができる。別海町野付半島では、7月にはエゾスカシユリの花畑でタンチョウの群れが戯れ、その姿を求めてカメラマンが多く訪れる。北海道の斜里郡小清水町と古宇郡泊村が、エゾスカシユリを町村の花に制定している。

スカシユリの近縁種であり、北海道の海岸草地や山地の岩場などに生える。ユリは横向きに咲くものが多いが、エゾスカシユリは上向きに咲く。草丈は30~60センチぐらい。花色は主に橙色で、鮮やかな花びらの内側に濃橙色のそばかすのような斑点がある花びらの付け根が細くなって隙間があり、その隙間からオシベが見える、つまり透かして見えるので、この名が付いている。

エゾスカシユリは軽い砂質の土地を好むようで、道内ではオホーツクの砂丘や草原に多くみられる。

 

このあと、道の駅「網走」に着き、天気予報を見て礼文島トレッキングを予定していた6月18日の天候悪化を知り、6月16日夜に稚内港着・17日早朝礼文島行きに行程を変更することにした。

北海道 標津町歴史民俗資料館③伊茶仁カリカリウス遺跡③トビニタイ文化 竪穴住居 チャシ



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