
帯広競馬場。帯広市西13条南9丁目。
2022年6月11日(土)。
西帯広にある帯広百年記念館埋蔵文化財センターを見学して13時ごろ出て、約15分後に帯広競馬場に着いた。車が行列して入っていくと、駐車場は混んでいた。このころから小雨が降ったり止んだりの天候になった。
競馬場に入るのは人生で初めてだ。帯広競馬場で開催される「ばんえい競馬」は北海道の文化なので見学することにした。土日月の午後から夜にかけて開催されると知って、旅行の行程を組んでいた。
ばんえい競馬はニュースやドキュメントで見ることが多い。最近では坂を登れない馬を足蹴りにした映像が紹介され話題となった。
帯広百年記念館の展示で、農耕馬の歴史を知ったので、興味も深まった。敷地内に併設された「馬の資料館」で、ばんえい競馬や馬文化の歴史を知ることができるらしいが、気が付かなかったか、休館していた。
手指消毒をして観客席に入り、出走表を見ると、第1競走の発走時刻は14時40分でかなり時間があったので、商業施設「とかちむら」を見学した。土産や特産品を買う人も結構多いし、十勝名物の豚丼屋も多い。帯広畜産大学の生協食堂で豚丼を食べていたので余分な出費は抑えられた。
第1競走を見ると、「Pバラカン十勝記念」とある。「Pバラカン」といえば、ピーター・バラカンしか思いつかないが、その組み合わせが奇妙だった。ネットで検索すると、数年前にピーター・バラカンが帯広でウマと音楽のイベントに参加しているので、本人なのだろう。
「ふれあい動物園」。パドックがスタンド側に移設され、旧パドック跡にポニーと遊ぶことが出来るミニ動物園がオープンしている。
引退した輓馬がつながれている。エサを買って与える客もいた。
2階観客席。馬券を買うつもりもなかったので、スタンドの1・2階を見て回った。
スタート地点。下で見ている客に気付いたので、一番近い場所に行くことにした。
ばんえい走路。直線200m、セパレートコース(フルゲート10頭)。幅員:25m。
砂の厚さ:35cm-40cm。第1障害:高さ1.0m、長さ9.3m。第2障害:高さ1.6m、長さ16m。
スタート-第1障害:34.8m、第1障害-第2障害:77.2m、第2障害-ゴール:62.7m。
砂障害:ゴール前30m地点-10m地点にかけて0.5mの上り勾配。
第2障害の勾配がきつく、第2障害からゴールまでの距離も短いため、登坂力とスピードを合わせた先行馬が有利とされる。
スタート地点。出走直前に間に合った。
スタート地点。馬が並ぶ様子を眺めた。
レース終盤。動画を撮っている間に、馬が早くて置いていかれてしまった。
ほとんどの馬はゴールしていたが、遅れている馬を捉えることができた。
第1レースが終わり、ばんえい競馬を体験できたので、帯広競馬場を出て、雨の中、帯広北東・本別町の道の駅「ステラほんべつ」へ向かった。翌朝は釧路湿原と北斗遺跡見学から開始する予定だったので、道東自動車道の無料区間である本別・阿寒IC間を利用するためだった。