Invalid Life

「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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見たで~、ゼータガンダム

2005年06月10日 23時29分11秒 | 映画・DVD・テレビ番組
機動戦士ゼータガンダム 星を継ぐ者
オフィシャルサイト:http://www.z-gundam.net/

遅ればせながら観て参りました。げっつ面白かった~~~~~。良かった~~~~~。

実を言うとファーストガンダム世代の自分にとってはゼータガンダムの初見というのは暗い雰囲気というイメージしかなかった。高校生の頃やったんやけど、ファーストからのキャラのヘタレっぷりが若かった自分には我慢出来なかったし、悲しかったし、どうもカミーユが好きになれなくて、観てはいたけど好きにはなれませんでした。

でも年齢を重ねるにつれてだんだんとゼータの世界観が理解出来てきて(と思いたい)、カミーユというキャラに愛着も湧いてきました。あれ程嫌いだったキャラだったのに不思議な感じです。

今回はあれから20年(本当に遥か昔だったんやなぁ)経っての映画化ということで、何で今更っていう気持ちはぬぐえませんでした。ゼータの映画化は何度か噂になっては消えてということを繰り返していたというのもあったと思います。正直、観ようかどうか迷っていました。DVDでええんとちゃうんかな、とも。

観なくて後悔するよりも観て後悔しようと思ったのが良かったようです。楽しめました。作画のテレビの流用場面と新規場面との落差や(敢えてクオリティとは言いません)、ちょっと強引かなとも思わせる展開(これはテレビシリーズを観ていたからだと思います)が引っ掛かるとはいえ、テンポ良く進む物語が有無を言わせずゼータ世界の中に引きずり込んでくれます。

テレビシリーズでは鬱的雰囲気で進んでいったように思えた第一クールの展開も、ちょっとした変化でこれ程爽快感が出るものなのかと感動しましたよ。

なんと言ってもシャアがヘタレてないのが嬉しい。テレビでは本当にお前は赤い彗星のシャアやったんかっていう出来具合でしたが、今回は片鱗が随所に出ています。っていうか見せ方次第、見方次第でこうも印象が変わるのかって感じです。

テレビシリーズの主人公はシャアでした。カミーユではないと思います。視聴者はカミーユの視点で観ることが物語の進行上強制されていた部分はありますが、あくまでも物語の中心にいたのはシャアであり、アムロの存在でした。シャアの影が薄くなってしまったのは、アムロとカミーユの絡みを描く為に少しの間退場していたのと、ヘタレ全開だったからでしょう。

でも今回の映画はもろにシャアが主人公です。カミーユとのダブル主人公っていうのでもありません。テレビシリーズとの都合上カミーユは目立つし、アムロの再来かのような活躍もするので錯覚しがちですが。しかもなんかアムロまで目立ってきて、主人公は俺だって主張しているみたいやしね。でも本来はシャアが中心であるんだよっていうのが、今回の映画化でよりストレートに見えてきたんではないかなって思います。まあ誰が主人公でもええねんけどね。

第一クールを90分位の映画にしているので話を切りまくっているんではないかなって心配していたんですが、テレビシリーズを観ていた人はわかるけどって程度になっていて、こんなに上手く収めることが出来るのかと感心してます。初めて観た人はどういう印象を持ったんでしょうか。テレビシリーズを知っていなくても、ファーストすら知らなくてもすっと話に、世界に入っていけるようになっていたのは凄いです。恐らくこれは偶然の産物だとは思うんですけどね。

パート2は10月公開らしいです。待ち遠しい。サブタイトルは「恋人たち」か~。フォウが出て来るんやなぁ~。アムロは宇宙(そら)に上がるんかなぁ~。あぁ、早く観たい。

点数は62点かな。でも本当に面白かった。観てよかった。

なんか全然まとまってないし、自分の言いたいことがちゃんと書けてないけど、これが人生適当クオリティちゅーこってよろぴく。