獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

踏切にとりのこされて、電車にはねられた男性、無事 というニュースを教えてもらった。

2024-08-21 23:13:50 | 網膜色素変性症と私
エスコートゾーン


目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。ひとりで外出するときにたすかるのは、歩道の点字ブロック。


この点字ブロックのようなものが、エスコートゾーン。横断歩道にある点字ブロックのことをエスコートゾーンという。このネーミングは非常にわかりにくいよね。ゾーンっていっているのに、誘導ラインのことをエスコートゾーンといっているのよね。別に、名前をかえなくても、点字ブロックでいいとおもうんだけどな。
でも、歩道の点字ブロックと、横断歩道のそれとは、すこし計上がちがう。視覚障碍者が、横断歩道を歩道とまちがえないように、歩道の点字ブロックと、横断歩道上の点字ブロックは形が微妙にちがっているのよね。なので、横断歩道上の点字ブロックは、あえて、よくわからない、エスコートゾーンという名前をつかっているのね。ぴんとこないけどしかたない。
このエスコートゾーンは、横断歩道の上だけでなく、踏切の中にある。3万あるにほんの踏切のうち、たった29踏切にだけ、踏切点字ブロック、踏切エスコートゾーンがある。すくなすぎるね。


私の住んでいる大阪府豊中市には、はやいだんかいから、踏切に点字ブロックがついた。服部天神駅北側のふみきりに、エスコートゾーンがある。ありがたいね。いちおう、この駅は踏切をわたらなくても、地下通路で、反対側にでられるんだけど、50メートルぐらいはなれているのよね。やっぱり、踏切わたりたいよね。


そんな踏切で、今朝人身事故があったよう。南海電車の踏切。白杖をもった64歳の男性が、早朝、踏切で電車と接触。命に別状はないということだけど、一歩まちがえば、死亡事故だね。


おそらく、この男性は、近所の人で、ほぼ毎日この踏切を利用しているんだろうね、それでも、電車にはねられてしまうのよね。


たしかに、私も、駅から家にもどるとき、いまでも20回のうち1回は、家がわからなくなることがある。自分がどこにいるのかわからない、別の路地に迷い込んでしまうことがいまだにある。路地にまよいこむぐらいだからいいけど、駅から家までの帰宅ルートに、踏切があったら、ほんとこわいね。20回に1階、踏切の中にとじこめられる経験、死に直結するね。


この南海電車の踏切には、エスコートゾーンは踏切の中になかったとのこと。せめて、エスコートゾーンぐらいつくってほしいよね、遮断機がある、踏切には、エスコートゾーンもつくってほしいよね。


この踏切事故のニュースは、対面朗読ボランティアさんからおしえてもらった私。視覚障害者は情報障碍者なので、こういった情報がとどかないので、とてもたすかる。ありがたい。


@ここからニュース記事の抜粋


白杖持ち横断中、踏切内に取り残されたか 南海高野線の人身事故


8月21日(水曜日) 19時40分配信


毎日新聞


 21日午前6時50分ごろ、大阪市住吉区沢之町1の南海高野線の「沢ノ町4号踏切」(遮断機、警報機付き)で、近所の男性(64)が難波発和泉中央行きの準急(8両編成)と接触し、頭を負傷した。男性は目が不自由で白杖(はくじょう)を持って横断中、遮断機が下りた踏切の中に取り残されたとみられる。


以下、略


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