獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

音声解説つきで映画「そして父になる」 を見た。

2013-11-09 23:03:19 | 網膜色素変性症と私
 梅田も変わったな。20年ぐらい前に梅田のスカイビルのLECに司法試験の資格試験予備校に通っていた私デスペア。そのころはまだヨドバシもなかったな。

 今日は視覚障害者のための音声解説つきで映画「そして父になる」福山雅治主演を見てきた。JR大阪駅の東のビルルクアの11Fにある大阪ステーションシティシネマで見た。

 その前に、グランフロント大阪というできたばかりのビルに行った。ヨドバシカメラの西側にあるグランフロント大阪。その北館5FのHMVにまずよ。今日から来月12月25日までのHMVでのキャンペーン。ハロークリスマスプロジェクト。HMVで4000円以上の商品を購入すればハローのユニットのA5クリアファイルがもらえる。また5000円以上買ってWEBで応募すると2014の正月ハロコンのチケットやメンバーサイン入りグッズが抽選でもらえる。ハローのためにHMVにグランフロントに初めて行く私。

 結局時間がないのとおめあての夏のハロコンDVDはまだ発売前だったので、HMV下院に登録(正確にはHMVポンタカード)をレジで申し込み。ポンタカードはローソンで買い物をするとポイントがたまるポイント制度。そのポイントはHMVでもたまって、チケットやグッズの応募にはこのポンタカード会員じゃないといけないのでさっそく申し込み。引っ越し先の近所にローソンがるのでこれからはポンタポイントをためようと思う。それにHMVオンラインというのもあってアマゾンみたいにCDやDVDや本も買えるのね。さっそく昨日発売のハロプロコンプリートシングル解説本を買ってみた。本なら送料無料だった。CDDVDも2500円以上なら送料無料らしい。これからはハローとコラボしてくれたHMVからDVDや本は買うことにしようと思う。やっぱハロプロだね。

 HMVで用事をすませ、その後ルクアへ。

 日本ライトハウスのスタッフが映画館の窓口付近でFMラジオを貸出していたのでそれをかりる私。チケットは視覚障害者1000円とガイドヘルパーさんも1000円。ガイドヘルパーさんの分は私がだして一緒に見る。

 客席にはいると、100席の4割がうまっているぐらいだった、そのうち視覚障害者や解除人は20人。

 FMラジオはFMなのにモノラル。片耳にイヤホンをさして音声解説を聞きながら、映画を見る。てっきり両耳イヤホンで音声解説と映画の音声も一緒にきこえてくるとおもっていたけどそうじゃないのね。ときどき映画のセリフが早口だったりざわざわしているせりふのときは音声解説の音がききとれにくいこともあったがそれも2度ほどで、まったくスクリーンを見ないでも十分に映画を見て感動して涙と鼻水が出た。網膜色素変性症な私デスペア。スクリーンの福山もリリーフランキーやキキキリンも顔は認識できなかったし、子役のケイタとリュウーセイの愛らしい笑顔や悲しい顔もわからなかったが、音声解説がしっかり情景描写もしてくれ、登場人物の顔だちもはじめにかんたんに紹介してくれたので十分たのしめた。

 音声解説はてっきりシアターの横の部屋かなんかで活動弁士のように生身の人間がスクリーンをみながらしゃべっていてそれをFMの電波にのせているのかとおもっていが、ちゃんとしたプロのナレーションでしっかりしたテレビの映画やNHK朝ドラの音声解説のようにしっかりしていた。あらかじめ録音されていた音声解説だった。

 音声解説でも感動できた。帰りの電車のなかで、ガイドヘルパーさんと映画の感想大会をしていてシーンをおもいだすだけで涙がこみあげてきそうで声がつまりそうだった。そのぐらい音声解説でも私の頭の中にはケイタやリューセイのしぐさ、福山の涙がイメージできた。それぐらいしっかりした上手な音声解説だった。

デスペア的そして父になる泣いたポイント
・ケイタが妹と弟をつれてからあげ弁当を買いにいくシーン
・リュウーセイが福山にパパちゃうちゃん、なんで?なんで?の繰り返し
・リューセイがテントの中で福山の嫁の小野真まちこになにお願いしたの?ときかれてパパとママのとところにかえりたいといったあと、ごめんなさいといいながら両手で顔を覆うリューセイ
・リューセイが家でしてむかえにきた福山にみつからないようにおしいれにかくれるケイタ

 久々に泣いた私。いい映画だった。福山のこどもがケイタ6歳、リリーフランキーのこどもがリューセイ6歳、福山は一流企業のエリート建築士、一方リリーフランキは町のつぶれかけの電気や。福山がのっているのは高級車トヨタのレクサス(音声解説では黒の高級車とだけ解説、あとでガイドヘルパーさんにきくとあれはレクサスです)、一方フランキーの車は店の軽自動車。金持ちの子供でひとりっこのケイタと貧乏な家のこで3人兄弟の長男のリューセイ。実はこのケイタとリューセイは生まれたときにとりちがえられていた。さて福山はケイタをとるのか血のつながったリューセイをとるのか。そしてその決断にケイタとリューセイはどう受け入れるのか。

 ケイタとリューセイの小さいながらに健気でいじらしい、そしてパパとママが大好きな二人。それがビンビンつたわってくる。ケイタとリューセイがいとおしくてしょうがなかった私。2人に感情移入して涙と鼻水がとまらない私。

 子供のいる人がみるより、子供がいない私のような人のほうがこの映画から受ける感動は大きいと思う。父になれない私が、そして父になるを見て感動する。父になれないからこそ感動するんだろうな。

 独身男性、独身女性、子供のいない人にはおすすめの映画です。ぜひ見てね。カンヌ映画祭審査委員特別賞ももらっているみたいですよ。

p.s.
ケイタやリューセイに感じる愛おしさは、宮本佳林に対する愛おしさとどこか通じるものがある。この健気さ、素直さ、そこに涙するし魅了される。Juice=Juiceのダンス要員として佳林のかわりにモーニング娘の石田亜佑美が佳林のかわりに踊っているMVがまもなくアップされるようだけど、宮本佳林の代わりはいないってことをつんくボーイにはこの映画をみて思いしってほしいね。JJの一因としておどっている石田をじっと見る佳林。押入れの中でそっと見つからないようにかくれるケイタ。佳林と慶太を抱きしめて頭をなでてこういいたいな。

ミッションはおわりだ!」
コメント
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