木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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デザイン作業は楽しいです

2012年11月15日 | デザイン相談室



◆デザイン作業は楽しいです
91:【デザイン相談室】第91発


 こんにちは!
 中小企業のデザインコンサルタントの木全(キマタ)です。
 中小企業の方々に向けて工業デザインのエッセンスについて、毎週更新してお知らせしています。

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デザイン作業は楽しい

広島に向かう新幹線の中でこのブログを書いています。

大した才能を持ち合わせているわけでもない50歳を過ぎたフリーランスが、いろいろな方から声をかけていただき楽しく仕事をさせていただけているのは、デザインの仕事に関わっているからだと、最近つくづく思います。

デザインのお仕事は本当に楽しいです。

このブログでデザインについていろいろ書いています。
最近は「デザイン依頼を断る理由」などという偉そうなことも書いてしまいました。

偉そうなことを書いた反省もあるのですが、どうもこのブログでデザインの楽しさを伝えていないような気がしてきました。

就職してから30年間、ずっとデザインの仕事をしてきたのは、次の一言につきます。

デザイン作業は楽しい

昔ならドラフター(製図台)に向かって、今ならパソコンに向かって、スケッチを描いたり図面を引いたり。最近はすぐに目が痛くなってしまうのですが、ドラフターやパソコンに向かってデザイン作業をしていると時間を忘れてしまいます。

だって、楽しいですから。

中小製造業のかたもパソコンに向かって図面を引いているときが楽しいのではないかと思います。それと同じです。

ものづくりの楽しさはデザイン業でも製造業でも同じです。



お客さんの笑顔

しかし、デザイナー仲間とは「デザインは楽しい」という感覚を共有できているのですが、それ以外の方とはあまり共有できていないような感じを受けています。

たとえば、デザイン学生。

現在3つのデザイン専門学校で非常勤講師をしているのですが、半分以上の学生がデザイン作業を楽しんでいない。

テーマが決まって、市場調査してターゲットを絞り込みシーンを設定する。
そこまで準備が整ったら、あとはアイデアを出すだけ。そのアイデア出しがいちばん楽しいおいしい時間のはずなのに、多くの学生がアイデア出しを楽しめていない。(もちろん、楽しんでいる学生もいますが)

そこが面白くなかったら、デザインという仕事自体楽しくないことになってしまうのに。。。。。

確かにアイデアはいつもスルスル出てくるものではなく、いわゆる「産みの苦しみ」といえる大変さがあります。

でも、産みの苦しみをひっくるめてもアイデア出しは楽しい作業です。

楽しいのは、作業自体の楽しさもありますが、その成果物をクライアントに提案して笑顔で受け入れていただいたり、エンドユーザーが購入して喜んでいる姿を想像できているからかもしれません。

お客さんの笑顔のためにもうちょっと頑張ろうという気持ちがどこかにあるから、つらい作業自体も楽しくなるのだと思います。

新しい製品を生み出すのは、1~2年はかかります。その時間がずっと辛いものだったらみんな途中で挫折してしまいます。

でも、お客さんの笑顔が想像できれば、辛いはずの仕事が楽しくなります。もうちょっと頑張ろうと思えます。

クライアントやエンドユーザーを笑顔するものづくり(デザイン)の仕事は本当に楽しいです。



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