木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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「デザイン家電は、なぜ『四角くて、モノトーン』なのか?」新発売!

2014年01月08日 | 拙書のご紹介



◆「デザイン家電は、なぜ『四角くて、モノトーン』なのか?」新発売!
 【書籍出版】


 新年あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。


 中小企業のデザインコンサルタントの木全(キマタ)です。
 中小企業の方々に向けて工業デザインのエッセンスについてお知らせしています。

 中小企業のデザインのお悩み、なんでもご相談ください。
 都内近郊であれば、初回は無料でお伺いして、ご相談を承ります。
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「デザイン家電は、なぜ『四角くて、モノトーン』なのか?」

 6冊目の著作が発売される運びになりましたので、ご報告させていただきます。

 今月1月10日に、株式会社エムディエヌコーポレーションより「デザイン家電は、なぜ『四角くて、モノトーン』なのか?」が発売されます。

 カラーページ16ページ、新旧の家電製品写真350枚を掲載した、楽しい読み物に仕上がりました。

 以下のような内容になっております。ご興味がありましたら、是非お手に取ってみてください。



出版社による内容紹介

「デザイン家電は、なぜ『四角くて、モノトーン』なのか?」

 ブラウンからソニー、そしてアップルへ。

 「ブラウンが切り開いた土地を、ソニーが開拓し、
 その土地の上でアップルが遊んでいる。」──(本書197頁より)。
 良いデザインとはなにか。どこから来て、
 なぜここに至るのか、について考察したプロダクトデザイン論。


 よいデザインをしたり、よいデザインのものを選ぶことは、理屈ではなく「感覚=センス」だと一般的には思われている。そして「センス」というものを、理屈で習得したり、「デザインをわかる」ことも、一般の人にとってはハードルが高いと思われている。

 しかし、「デザインを理解したい」「センスよくなりたい」「ビジネスにデザインを活かしたい」と考えている一般の人は少なくないだろう。

 本書は、そんな風に「デザインを理解したい」と思っている一般の人、なんとなく「デザイン」がいつも気になっている人を対象に、いつも身の回りにある「家電」や「家具」や「カメラ」といったプロダクトデザインの具体的な例を挙げながら、プロダクトデザインの基本的なルールと、どのようなデザイン潮流を経て現在があるのか、といった歴史的な変遷を追い、表題の「四角くて、モノトーン」が製品デザインの基本ルールである理由、そしてデザインがどこに向かっていくかを解き明かしていく読み物である。

 一般に馴染みのある、家電やデジカメ、椅子や建物、照明といった製品を掲載するだけでなく、ブラウン、ソニー、アップル製品といったデザイン的にエポックメイキングな企業の製品を取り上げることで、現在のデザイン、そして未来のデザインの在り方についての方向性を探る。

 製品を使う側の立場だけでなく、デザインをする側の立場からの「デザインのルール」も解説することで、単なる読み物に終わらない実践的な解説書としても読むことができる。



「デザイン家電は、なぜ『四角くて、モノトーン』なのか?」目次

はじめに
 もっと気楽にデザインの話をしよう

第1章 面白い家電デザイン
 1-1 デザインにはルールがある
 1-2 製品は必ず一度丸くなる
 1-3 三角形の製品も時々現れる
 1-4 製品は流線形の洗練を受ける
 1-5 面白いデザインが生まれるとき
 1-6 意味のある形 メタファー
 1-7 強烈な印象を残したポストモダンデザイン

第2章 フォルム 見た目の第一印象
 2-1 売れるのはフォーマルなデザイン
 2-2 デザインの真面目と遊び
 2-3 コンセプトとフォルム
 2-4 フォルムとは今後の付き合い方を決める第一印象
 2-5 趣味とデザイン
 2-6 製品が四角い二つの理由
 2-7 もう一つの切実な理由

カラーページ フォルムと解放感
 ソットサス フォルムのエポックメーカー
 インターナショナルスタイルとメンフィス
 モダンデザインとポストモダンデザイン
 解放されたフォルムたち
 ブラウン ユートピアを目指したフォルム
 ソニー 日本人に自信を与えたフォルム
 アップル ポストモダンの思想的後継者
 アップル 固定観念からの解放
 アップル アートとデザインの架け橋
 アップルの子供たち アートとデザイン

第3章 フォルムのルール
 3-1 ルールがあるから面白い
 3-2 素材と製法のルール
 3-3 形のルール① 5つの基本パーツ・シンメトリー・プロポーション
 3-4 形のルール② トラック楕円
 3-5 形のルール③ 掃引体と回転体
 3-6 形のルール④ 縦横比のプロポーション
 3-7 形のルール⑤ 黄金長方形と白銀長方形
 3-8 形のルール⑥ 左右対称のシンメトリー
 3-9 形のルール⑦ 角RとC面
 3-10 形のルール⑧ 張り・ふくらみ・キャラクターライン
 3-11 色のルール アメリカ生まれの白物家電と日本生まれの黒物家電
 3-12 ルールに忠実な直球フォルム
 3-13 使いやすさのフォルム① マジックナンバー
 3-14 使いやすさのフォルム② ピクトグラム
 3-15 使いやすさのフォルム③ 使いやすさのストライクゾーン

第4章 家電デザインの楽しみ方
 4-1 原型とストライクゾーン 椅子のフォルムの歴史
 4-2 ユーザーが決めるストライクゾーン デジタルカメラのフォルムの変遷/リコーと富士フィルム
 4-3 家電デザインの楽しみ方① 大切なのは「なにこれ? 面白い!」
 4-4 家電デザインの楽しみ方② デザインの神様はディテールに宿る
 4-5 家電デザインの楽しみ方③ 本物らしいフォルム 自然物と人工物のメタファー

第5章 アップルデザインはどこがすごいのか?
 5-1 ブラウン・ソニー・アップルの共通点
 5-2 ブラウンの変化球フォルム 四角くてモノトーン﹂な小型家電を提案したメーカー
 5-3 ソニーの変化球フォルム 高性能・小型軽量・ヘビーデューティー
 5-4 アップルの変化球フォルム① 光と動きのフォルム グラフィカルユーザーインターフェイス
 5-5 アップルの変化球フォルム② 原型 オールインワン・ノート・タブレット
 5-6 アップルの変化球フォルム③ ワンボタン
 5-7 アップルの変化球フォルム④ 単純化(割り切り)
 5-8 アップルの変化球フォルム⑤ プラスティックと加工技術
 5-9 アップルの変化球フォルム⑥ 金属素材と加工技術
 5-10 アップルの変化球フォルム⑦ なぜ最近のアップル製品は四角くてモノトーンなのか
 5-11 ブラウンが切り開き ソニーが開拓してアップルが遊ぶ

おわりに
 3Dプリンターはユーザーを変えるのか?


 column ● 『ホモ・ルーデンス』ヨハン・ホイジンガ著
 column ● 『装飾とデザイン』山崎正和著
 column ● 『形の美とは何か』三井秀樹著
 column ● 『美しくみせるデザインの原則』キンバリー・イーラム著
 column ● 『生きのびるためのデザイン』ヴィクター・パパネック著
 column ● 『誰のためのデザイン?』ドナルド・A・ノーマン著
 column ● 『エモーショナル・デザイン』ドナルド・A・ノーマン著
 column ● 『モノのカタチ20世紀デザイン進化論』坂井直樹著
 column ● 筆者のカメラ遍歴
 column ● 『地球のためのデザイン』ヴィクター・パパネック著



 いままでありそうでなかった本だと自負しています。
 何卒よろしくお願い申し上げます。

 寒さが厳しくなってまいりました。みなさまお体ご自愛ください。

 本年もご贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。


 ★デザインセミナー講師も承ります。「講演.com」



 新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」(第4版)
 「売れる商品デザインの法則」(第2版)
 新書「中小企業のデザイン戦略 」(PHPビジネス新書)
 新書「売れるデザインの発想法」(ソフトバンククリエイティブ新書)
 新書「マインドマップ デザイン思考の仕事術」(PHP新書)
 「デザイン家電は、なぜ『四角くて、モノトーン』なのか?」(エムディエヌコーポレーション)1月10日発売予定




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