今月は外出の多い私。昨日もお客様からオーダーをいただいたエンゲージリング(婚約指輪)に使うダイヤモンドを探しに出掛けておりました。
お客様のご希望は大きさのあるハートカット。
ハートカットは、ダイヤの王道ラウンドブリリアンカットに比べて格段に数が少ないのです。
ゆっくり探せればよいのですが、お急ぎのオーダー。
「ぜひとも良いダイヤに恵まれますように!」と祈りながら出掛けた甲斐あってか、満足行くものを手にすることが出来ました^^
実はこのとき候補が2点あり、カラーは同じ、大きさもほとんど同じ、クラリティがワンランク違いとは言え、肉眼ではあまり差がありません。ただしプロポーションの印象がかなり違う感じでした。
こちらの予算の範囲から言えば価格の低い方に収めるべきなのですが、お客様のお話しの印象では価格の高い方の形がお好みなのだろうなと思うし、一般的に美しいとされるハートカットの形もそちら。
ルーペで見るとカットの細かさに差があり、やはり価格が高いのはちゃんとその理由があるのだよねと・・・。
しばし悩みましたが、店の利益よりも「良いものを作る」ことを優先しました。
なんかとても良心的な店みたいな表現になってしまいましたが、私も太陽も、自分たちが満足のいくものを作ることに喜びを感じていて、そしてお客さまが喜んでくださることが更に自分たちの満足になるのですから、今回私が選んだ方向が私自身の自己満足ということなのだなぁと、実感した次第でした。
それにしても「ダイヤモンド」。昔はまったく興味がなかったのですが、関わりはじめてみるとターコイズのように奥が深く、とても面白いです。
今回のハートカットひとつをとっても、一点ずつに個性があり、やはり石は出会いなのだなぁと実感。
お客様のおかげで、こうして新しい出会いや発見をさせていただき、仕事を楽しく続けさせてもらえて、本当に有難い限りです。
改めて皆様に深く感謝申し上げます。
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