かーちんとデザートローズの日々

2001年東京吉祥寺で開店、2016年7月に埼玉県飯能に移転しました。店やジュエリーのこと、自分のことなど綴っています。

男性用指環のフルオーダーメイド/実例

2010-07-18 18:45:34 | オーダーメイドジュエリー

こんにちは、かーちんです。

三連休の中日の今日、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

梅雨が明けたとたんの猛暑続き、熱中症にはお気をつけくださいね。


さて、本日は製作途中であるオーダーメイドの男性用指環をご紹介させていただきたいと思います。

どのようにしてジュエリーが仕上がっていくのかって、けっこうご興味あるところではないかと思います。

デザートローズで承っているオーダーメイドジュエリーは、さまざまなケースがありますので、一概にはご説明することはできませんが、現在オーダーをいただいている指環を一例として、解説をさせていただきますね^^

ご紹介は、もう何度も当店でジュエリーの製作をさせていただいている男性のお客様からのオーダーです。

今回は、石(エメラルドとルビーのルース)をお持ち込みでのご依頼でした。



エメラルドは「水」のイメージで、ルビーは「火」のイメージで、とりあえずデザインはお任せで。しかも今回のデザインは私が担当で、とのご依頼でした(汗)・・・太陽曰く「チャレンジャーですね。」(笑)


初めのデザイン画は2点とも却下。「もっと思い切ったデザインを」とのご要望をいただき、2度目に出したデザインでOKをいただきました。

そのデザイン画を元に、細かい部分の修正のご要望をいただき、最終的に決定したデザインがこちらです。



水をイメージした指環の展開図





火をイメージした指環の展開図


デザイン画と言っても、こんな風に手書きのラフな画になります。


あとはクラフトマンの太陽にお任せ。

今回のオーダーでの製作は原型を作るところからスタートしました。

シルバーの場合は地金で直に完成に向けて製作することがほとんどですが、今回のオーダーは火の指環をK18YG(18金イエローゴールド),水の指環をPt.(プラチナ)でのご依頼。
ゴールド,プラチナで、このように動きのあるデザインの場合は、銀地金もしくはワックスで原型を製作し、それを型取りしてゴールドやプラチナに置き換える場合が多いのです。

今回は銀地金で原型を製作いたしました。

銀地金,ワックスのどちらを原型とするかは、クラフトマン太陽が完成形の表現をしやすい素材を選んで決めています。

銀地金での原型製作の利点は、完成形に近いところもあります。

特に指環の場合は、この時点で着け心地の確認などもさせていただくことができるのも、良いところかと思います。


さて、そうして出来たのがこちら。



今回は私のデザインなので、立体になった指環を見て、お客様と同じように感動してしまいました(笑)

お客様にもご覧いただき、このままGOのサインをいただきました^^


ここからこれを元に、ゴールドとプラチナに置き換えます。

置き換えられて上がってきた指環は、エッジやラインが少しだれたりするので、精密ヤスリなどを使って、成形しなおします。ここで手間をかけるのが当店の特徴でもあります。

手間をかけ、細かな部分を際立たせることによってラインのメリハリがはっきりし、存在感を強く感じていただけるジュエリーに仕上がるのだと思います。


ご紹介の2点の指環、完成予定は約1ヶ月後。完成がとても楽しみです^^




さてさて、本日の記事は大変長くなってしまいました。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。


オーダーメイドのリング作品集

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コメント (2)
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