4月の活動報告 4月 4日 (金)3名 4月 18日 (金)3名
桜の良き季節となり、練習吟は”老木桜”です。
一茶の心情が込められた味わい深い作品であり、歳月を重ねた桜がなおも咲き誇る姿には、人生の移ろいと、それでも輝きを失わない魂の気高さが感じられます。高齢者ばかりの詩吟メンバー4名の皆が自身の人生と重ね合わせ、心からの共鳴を感じて良き雰囲気の中での同好会となりました。
「老木桜」に寄せる想い
長い歳月を経て、幾度も風雪に耐えてきた老木。
枝は曲がり、幹には歴史を刻む深い皺がある。
しかし春が訪れれば、老いた桜はなおもその花を開く。
その花は若木の頃のように華やかではないかもしれないが、ひっそりとした趣の中に、積み重ねた時が刻まれ深みがある。
その一輪一輪が、過ぎ去った歳月を讃え、今、この瞬間を静かに彩る。
私たちもまた、長い人生を歩んできました。
若き日の勢いは影を潜め、身体は時の流れを・・・。
一茶の思いを込め、老木桜の心を感じながら吟じることで、人生の春は決して消え去ることはなく、心に響く素晴らしいものでした。
これからも末永く、がんばりましょう~
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