数日前の記事になっちゃうんだけど、ライブドアのブログポータル「BLOGOS」に「iPadアプリの電子雑誌、値崩れの兆し」という記事が掲載されていた。
リンクの記事を読んでもらえばよくわかるのだけど、WIREDのiPad版7月号は3.99ドルだったと。6月号は4.99ドルだったから、1ドル、つまり約100円の値下げだ。
実際、WIREDをダウンロードしていた人はアップデートサインが出ていたので体験したと思う。前は6月号単体のアプリだったのだが、アップデートするとアプリの中に本棚ができていて、6月号は購入済、7月号は"BUY"表示とともに出てくる。そこに確かに$3.99とある。(あのぼく日本人なんで円で表示してほしいんすけど、ってとこはこの際置いておこう。)
田中善一郎という方が書いたさっきのブログによれば、紙のWIREDは月刊誌で年間購読料10ドルなので、一冊1ドル以下。それがiPadだとなんで4.99ドルもすんねん、となったのかもしれない。アメリカの雑誌は年間購読が基本で申し込んでお金を払うと郵送されてくる。もちろん駅や書店でも売ってるけど、9割ぐらいは年間購読なんだそうだ。そう言えば昔、英語の勉強になるとリーダーズダイジェストを読むのが中学で流行った。あれも年間購読で郵送されてたなあ。全然読まなかったけど。
一冊あたり1ドル以下の上に自宅に届くのだから、iPad版だと5ドルってのはえらく高いんだろう。この辺、日本と感覚が違うね。
さて似た角度の、もっとキツイ記事が日経WEB刊にあった。日経はリンクポリシーにリンク張る際は断ってねとか、個別記事は原則なしねとか、場合によっては損害賠償だからねとか、けっこううるさくて怖いことが書いてあるので、うかつに記事にリンク張れない。
日経WEB刊のテクノロジー>ビジネスIT>iPad革命の裏側、というシリーズ記事の(2)電子雑誌のジレンマ、出版社の語られない事情、という記事を探してみて。ここは検索するとこね。たぶんすぐ出てくる。
ここではTIMEの裏話が取り上げられている。ジョブズがやってきてプレゼンされたもんでやる気になって、数十人と数千万を投じたそうだ。その成果が前に紹介したWoodWingなのだね。
ところがやっぱり価格の評判がよろしくない。記事から引用すると(引用はいいでしょ?)「1号あたり4.99ドルという価格は、駅のスタンドなどでの1部売りと同じ。しかし、雑誌の発行部数約340万部のうち、4.99ドルで売っているのはわずか3%にすぎない。残りの97%は定期購読であり、その価格は年間20ドル、1号あたり約0.4ドルと格安である。」
TIMEが340万部ってとこに驚くんだけど、97%が定期購読ってのもびっくりだね。大半の人が1号当たり0.4ドルでしかも自宅に届いているのに、5ドルかよと。言いたくなる気持ちはわかるなあ。日本のクリエイティブなんとかいうブログで誉めてようが、タテとヨコでレイアウト組んでいようが、なんだよその値段はよお、と。そりゃそうだ。
アメリカの皆さん、すみません。そっちの雑誌事情、なんも知らんかったです。
それにしても、やっぱり難しいんだね。いま紙で出ているものをインタラクティブにしようがアートディレクションが生きていようが、ちょっとiPadで出したからっていばって高い値段つけるんじゃないよと。そう言われたら、はい50セントで出します、ってそんな価格アップルの価格ラインにないんだよ。じゃあ無料かよ?じゃあ何のために数十人雇ってシステム投資したんだよと。なっちゃうよね。
さあて、ぼくもなんだかよくわかんなくなってきたぞ。電子出版ってどうなの?自分たちのクビ締めて読者に余計なモンクまで言われてしまう、そんなことだったのかね?「セカイテレビ」だからコンテンツを今後成長する巨大な世界市場に売っていこうよと、たきつけてきたけど、ここはひとつみんな、落ち着こう。
落ち着いて、・・・・えーっと少し尻込みしとこうか。なはは。なんと消極的な終わり方・・・
リンクの記事を読んでもらえばよくわかるのだけど、WIREDのiPad版7月号は3.99ドルだったと。6月号は4.99ドルだったから、1ドル、つまり約100円の値下げだ。
実際、WIREDをダウンロードしていた人はアップデートサインが出ていたので体験したと思う。前は6月号単体のアプリだったのだが、アップデートするとアプリの中に本棚ができていて、6月号は購入済、7月号は"BUY"表示とともに出てくる。そこに確かに$3.99とある。(あのぼく日本人なんで円で表示してほしいんすけど、ってとこはこの際置いておこう。)
田中善一郎という方が書いたさっきのブログによれば、紙のWIREDは月刊誌で年間購読料10ドルなので、一冊1ドル以下。それがiPadだとなんで4.99ドルもすんねん、となったのかもしれない。アメリカの雑誌は年間購読が基本で申し込んでお金を払うと郵送されてくる。もちろん駅や書店でも売ってるけど、9割ぐらいは年間購読なんだそうだ。そう言えば昔、英語の勉強になるとリーダーズダイジェストを読むのが中学で流行った。あれも年間購読で郵送されてたなあ。全然読まなかったけど。
一冊あたり1ドル以下の上に自宅に届くのだから、iPad版だと5ドルってのはえらく高いんだろう。この辺、日本と感覚が違うね。
さて似た角度の、もっとキツイ記事が日経WEB刊にあった。日経はリンクポリシーにリンク張る際は断ってねとか、個別記事は原則なしねとか、場合によっては損害賠償だからねとか、けっこううるさくて怖いことが書いてあるので、うかつに記事にリンク張れない。
日経WEB刊のテクノロジー>ビジネスIT>iPad革命の裏側、というシリーズ記事の(2)電子雑誌のジレンマ、出版社の語られない事情、という記事を探してみて。ここは検索するとこね。たぶんすぐ出てくる。
ここではTIMEの裏話が取り上げられている。ジョブズがやってきてプレゼンされたもんでやる気になって、数十人と数千万を投じたそうだ。その成果が前に紹介したWoodWingなのだね。
ところがやっぱり価格の評判がよろしくない。記事から引用すると(引用はいいでしょ?)「1号あたり4.99ドルという価格は、駅のスタンドなどでの1部売りと同じ。しかし、雑誌の発行部数約340万部のうち、4.99ドルで売っているのはわずか3%にすぎない。残りの97%は定期購読であり、その価格は年間20ドル、1号あたり約0.4ドルと格安である。」
TIMEが340万部ってとこに驚くんだけど、97%が定期購読ってのもびっくりだね。大半の人が1号当たり0.4ドルでしかも自宅に届いているのに、5ドルかよと。言いたくなる気持ちはわかるなあ。日本のクリエイティブなんとかいうブログで誉めてようが、タテとヨコでレイアウト組んでいようが、なんだよその値段はよお、と。そりゃそうだ。
アメリカの皆さん、すみません。そっちの雑誌事情、なんも知らんかったです。
それにしても、やっぱり難しいんだね。いま紙で出ているものをインタラクティブにしようがアートディレクションが生きていようが、ちょっとiPadで出したからっていばって高い値段つけるんじゃないよと。そう言われたら、はい50セントで出します、ってそんな価格アップルの価格ラインにないんだよ。じゃあ無料かよ?じゃあ何のために数十人雇ってシステム投資したんだよと。なっちゃうよね。
さあて、ぼくもなんだかよくわかんなくなってきたぞ。電子出版ってどうなの?自分たちのクビ締めて読者に余計なモンクまで言われてしまう、そんなことだったのかね?「セカイテレビ」だからコンテンツを今後成長する巨大な世界市場に売っていこうよと、たきつけてきたけど、ここはひとつみんな、落ち着こう。
落ち着いて、・・・・えーっと少し尻込みしとこうか。なはは。なんと消極的な終わり方・・・
うーん、こりゃまた持ち上げるだけ持ち上げて、たたき落とす日本マスコミの得意技か?
その端っこにいる身としては、もういいかげんイヤになりますね。
そりゃ、いつまでも紙と同じモノ高く売ってたら客は怒りますが、、。
みーんな今始まったばかりじゃないですか。
じゃあ、やめるか、、、なんてことにはならないでしょ。
まあ「現時点」では一面の真実ではあるだろうけど、
どー考えてもiPad(のようなもの)が3年後には世の中にあふれているだろうし、
確実に質の高い、金を払う価値のあるコンテンツが生まれてると思います。
その時にこの記事見たら大笑いですよ、きっと。
さかいさん、、焼け跡じゃないですかw
いまは闇市かもしれないけど、そっから這い上がらにゃいかんわけで。
迷ってるくらいなら進むしかないす(自分的にはw)
しかし、、日経ともあろうモノがこんな事いってるのか(笑)
twitterが禁止になったりするわけで。
紙の事業計画で、スケールするから、
こうなってしまうね。
もうちょっと、ざくざく、出版社が
つぶれないと、サバイブな案は、出ないと見た。
と、すると、独立系、新規参入が、チャンス。
ちょうど、10年前、電通が足踏みしてて、オプトが少しずつ成功したように。
一方で既存の大手出版社のコスト構造の中でアプリ開発などしてしまうとこれまたとんでもない価格になってしまうのも事実な訳で、このあたりをどう折り合いを付けながら電子化をすすめつつ確実にマネタイズしていくのかは難しいところですよね…
そして中小の出版社になると紙だけでアップアップ状態の今、アプリ開発や電子出版なんてとても…というところも多く、いったい日本の出版業界ってどこへ向かっていくのかとても気になります。
ただ、紙はコンテンツ表示形式の1つという1段格下げの位置付けになるのは確実だと思うので、コンテンツを蓄えるデータベースは紙や各種端末・ビューワで表示可能なような汎用フォーマットで格納されていることが効率的だと思います。(CMSですね)
行き詰まったら、
NTT方式です。
NTTは、営業と開発部隊しかいないので、
ディレクターは、外部の人をたてます。
うまくいったら、NTTが手柄をとり、
失敗したら、そのディレクターのせいにするという手法です。
しがらみから内部で作っちゃうと、社長、会長のアイデアにしない限り、
やっぱり、PDFに戻っちゃう。