祈りうた(しあわせの歌 イースター《復活祭》)
しあわせの歌 イースター(復活祭) 1 しゃがみこんだとき 辺りは急にせばまってきたのであるあれはするなこれはしろと迫ってくる それに疲れはてた私だったのだ わたしは自由と...
祈りうた(しあわせの歌 いとおしむ)
しあわせの歌 いとおしむ 1 しみの浮いた手で今日の幸せをかぞえてみました あした読み切ろうと思った小説 それを読み終えました、予定通り...
祈りうた(しあわせの歌 安心)
●ご訪問ありがとうございます。しあわせの歌 安心 1 しんぱいの一滴を たちまち波紋に広げてしまうナイーブさ あれほどかけ...
祈りうた(しあわせの歌 信頼)
しあわせの歌 信頼 1 しっかりと抱いて眠ったのだった 母の太っちょの脚を あしのほうからもぐりこんだ幼い僕 わらいながら、くすぐったがりながら 僕...
祈りうた(でくの坊 ごみ収集の朝に)
ごみ収集の朝に 生ごみの収集車が朝 家のまえを走り過ぎるのがみえたのである ぼくの頭...
祈りうた(でくの坊 明日へ!)
明日へ! いつのまにかなじんだようである 定年後の暮らし せきたてられない毎日 す...
祈りうた(でくの坊 朝 絵描きさん)
朝 ごちごちに凝(こ)った肩を すっぽりと脱ぐ それから 起きあがりたい朝である 悔し...
祈りうた(母 わかる)
わかる 一九七〇年、大学二年生のわたしは、学生運動の渦中(かちゅう)にいた。日米安保条約改定への反対、米軍によるベトナム戦争への反対、それが主な運動だった。成田空港...
祈りうた(道を求めて 教会へ)
教会へ 1 昏(くら)い道を通っていたどこを歩いているのか どこへ向かっているのか わからない そのくせ自分の足だけに頼っていたのだった けれど ほんとうは...
祈りうた(道を求めて 祈ります 教会への道案内)
道を求めて 祈ります ―祈ります ―祈っています 今朝のワイドショーで聞いたのだった 司会者が言い ゲストが言ったのだった 苦しい状況に閉じ込...