オロオロ　アルキ   　宮沢賢治の「雨ニモマケズ」＊の中に   　　日照りのときは涙を流し 　　 寒さの夏はおろおろ歩...

死んだ兵士の遺（のこ）したもの   　死んだロシアの兵士が故郷の母へ送ったメールが、国連の場で紹介された。理不尽な死の戦場へ送られた若い兵士の最期...

死んだ兵士に   若い君の最期のひとみに何が 映ったでしょう 映ったひとは何と いったでしょう 君はそのひとに何を つたえたかったでしょう　 ...

声をあげつづける   　いま、峠三吉（とうげ　さんきち）の『原爆詩集』を読み返す。その巻頭の「序」を知る人は少なくないだろう。広島の平和公園に石碑となって刻まれ...

風   真夜中 昼のいっときの平安を嗤（わら）うように 風が荒れた 明け方の庭はひとばんで色をうしなった ...

諦めない     反戦川柳作家と呼ばれる鶴彬（つる　あきら）。彼が十五歳のときに書いた川柳を読んだ。 ...

しあわせの歌祈り   １　しんらいの鎖（くさり）には　怖れを超える力があるあいを圧（お）しころせる暴力などないのだわたしの手は君の手を握る　君の手は私の手を握り...

諦めない　２     　二月二十一日の記事として「引き金」という詩を投稿しました。ロシアの軍隊が、ウクライナへの侵攻の動きを見せたときです。 ...

東北とウクライナと、そして希望と   　二〇二一年の十月に「晩鐘（ばんしょう）」という詩を投稿した。この詩は二十年以上前に書いたものである。　そ...

私の想像力はまずしい     わたしの想像力はまずしい 遠い外国の戦争のこと スーパーから消えた食べ物、水、日用品のニュース ―数年前の台風の前日　...