〝姫1ちゃんの可愛い泣き声が耳から離れません〟
そんな葉書が届いたのは今からおよそ30年前の事。
里帰り出産をしていた私が
自宅へ戻り 心もとない思いで
子育てをしていた時に届いた葉書に
温かい母の声を思い出し
親の有難みを噛みしめ涙ぐんだ日の事を遠く思い出す。
時は移り...
姫2が壮絶な出産を乗り越え無事退院し
我が家で産後の身体を休めるべく
エイ君にエスコートされツグミんとやって来た
さて今日からは
夜ろくろく休めない姫2の為
おさんどんは勿論の事
沐浴、昼間のオムツ替えやら
寝かしつけを請け負うぞ!
その為のマゴ休み、いや夏休みだもの
そんな私の思惑は
「じゃあ、エイ君 沐浴ね!」
姫2のこの一言で脆くも崩れ去るのである。
あぁ、そうか 父親がいるんだものね。
私が想定していたことは
いわゆる おさんどん以外はエイ君がすべて請け負っていく。
そしてエイ君の休暇が終わっても
その出番が私に回ってくることはほとんどない。
母乳が良く出るのでそれはとっても幸せな事。
良く眠る良い子
原因もなくグズル事がないので
手を出す場面もやってこない。
沐浴はお願いして2度だけ入れさせて貰った。
もう30年前の経験など何の役にも立たないらしい。
全てはネットから入ってくるのだから...
そして10日ばかり滞在した姫2とツグミんは
お迎えに来たエイ君と家族水入らずのお家へ帰って行ったのだ。
見送った私の腕はツグミんの重さが残るほど
抱いてはいなかった。
なんだろう、このスカスカの気持ちは...
そうだ、私は寂しかったのだ。
姫2が必死で片時もツグミんを離せず
ゆだねる相手がもはや私ではなく
夫のエイ君だと分かって
それが嬉しい事ではあるのに
まだ 親として頼られる事を期待してしまった
自分が ちょっと寂しかったのだ。
去りゆく車を見送り家へ戻ると
いつもよりまとわりついてくる
黒いモシャモシャノのMOOくん。
そうかMOOくんも寂しかったよねと
そのモシャモシャに顔を埋めギュっと抱っこ
ただ 時代錯誤の母も素直に感嘆したのは
これに包まれると
あら不思議!
抱っこする方もされる方も
何とも言われぬ落ち着きでしっくり
そんなこんなの戯言も
ひとえに無事に過ごせたおかげ様なのだ。
奇しくも12年前の今日はブログを開設した日
その日の私が12年経ったら
こんな事になってると知ったら
きっと驚くだろうなぁ
本日もご訪問ありがとうございました
ブログを久しぶりに覗いたら元気なつぐみちゃんの
お写真が~~
ご出産大変だった様ですが無事にお生まれに
なり良かったです。
皆様に温かく見守られお健やかにお育ちに
なられることを心からお祈り致します。
初孫さんを始めて抱っこされた温もりは
忘れる事が出来ないでしょうね。
大切な宝が増えましたね。
お祝いのコメントを
ありがとうございます
出産前後の一カ月はあっと言う間に
過ぎて行きました。
初めて抱っこした時は思わず
「キミがお腹で頑張っていたんだね」
と声をかけていました
この後しばらくは私が姫2の所へ
ちょこちょこお手伝いに行くように
なりそうです。
こんなに小さかったかなぁ と
感慨深いです
トッシーさん、ありがとうございます