居心地

相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

リード哀歌

2015年07月11日 | 家族編

先日の新聞紙上で

幼児用リードが話題に上っているのを目にした。

 

犬じゃあるまいし...

虐待じゃないのか...

 

キューンと胸が痛くなった。

 

あれはまだ姫1がヨチヨチ歩きを始めた頃だった。

おてて繋いでのお買いもの。

お釣りを財布にしまうホンの一瞬、

パ~っと小さな姫1が駆け出してしまったのだ。

その時は事なきを得たのだが

その怖さが私の頭を離れない。

そんな折、ベビー用品店で

「幼児用リード」を見つけたのである。

 

姫2をお腹に授かった時の妊婦健診。

親元から離れての地、当然夫は仕事

姫1を連れての受診となる。

困るのは診察台に上がった時である。

どうしたって姫1と手を繋いだままではいられない。

お忙しそうな看護師さんも当てにする訳にはいかない。

そこで幼児用リードを使ってみた。

「あら、これでママも安心ね

そんな回りからの声に自分も人心地ついたのを忘れられない。

お守りのようにバックに忍ばせ両手が離れる時には利用した。

 

そんな姫1が大学生の時分に

「幼児用リードは虐待じゃないのかと言う議論があって

凄くショックだったんだけど...」と。

この言葉を聞いて私もまた、ショックを受けたのだ。

 

あの、一人で子育てをしていた

若い自分自身がたどり着いた解決策。

なんだか自分が否定されたような

哀しい気持ちになったのだ。

 

何年も経った今、またその議論を見て

当時の気持ちが甦った。

ご意見は色々あろうが

虐待なんてこれっぽちも思ってやしない。

ただ、子供を守りたい若い母の一心だったのだと

そんな母の独り言。

 

 

おかあさん、ボクはリードもボールも好きだから!

 

 

本日もご訪問ありがとうございました

 

 

コメント (6)
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