DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

タブチ@高円寺

2016年01月16日 | 大衆食堂
高円寺は修行の町だ。

この町で夢を抱き、様々な事を積み重ね、町を出てゆく。だからこそオサレなカフェやバーよりも食堂や大衆酒場が似合う。

富士川食堂、万福、味楽、大将にニューバーグ。閉店したがニ楽亭、団らんやその先の洋食屋などなど。
大した金など持たんでも快く迎えてくれる、日常然とした良店で溢れている。そんな町。



そしてガード下のタブチもまたそんなお店のひとつ。

自分も高円寺と阿佐ヶ谷の間に住んでいた20代の頃お世話になりました。



その頃はカレーかカレー牛のW盛り一辺倒w
そんで上段の3つ目、鳥野菜フライ定食てなんだろうっていつも思ってて。

久々に訪れた高円寺、ホントはカレー!とか思って来たんですが、ポチッとしてみました。



うはあ。茶色のかたまりw
ライス以外は全て茶色という(笑)



なるほど全部フライにしちゃったのね。上からなすかぼちゃかぼちゃチキンカツと。

でも下には千キャベが仕込んであるんで胃も安心?すね。




また付け合わせの惣菜まで茶色って(笑)
でもね、これがまた修行中の若者を支えようとするお店の大衆愛なんだよね。揚げ物ばっかでなくこゆのも食べなよ!ってね。

薄ぼけた味のみそ汁も高円寺大衆クオリティ。これですよ修行の味!あーなつかしいなあ(笑)

うまいまずいではなく、ありがたいという感覚。
現代の食では決して語られる事のないこの根っこの部分を、高円寺はまだまだ持ち続けている。









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