DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

キッチンぶるどっく@森下

2018年06月28日 | 大衆食堂
江戸時代、塩の道小名木川と竪川を結んだ六間堀と繋がる入り堀、五間堀。
今は埋め立てられた、その清澄通りを斜めに渡る部分に、長屋みたく飲食店が連なる建物がある。



この建物が今月末で取り壊しになるという話を聞きやってきたのが
その中の一軒、キッチンぶるどっく。
(並びの満る善は結局再開できず、、残念。。)



カウンター席のみなので子供連れではちょっと厳しさもあるんだけど、それでも何度か訪れたことのある、下町らしい実直にうまい洋食処である。



メヌーを暫し眺めて。。



先ずは瓶ビール。下町洋食に一番合う液体をセットして(笑)



牛タンの自家製ハム。
レモンとオリーブオイルが合う味いいい



そして初めて頼んだドライオムカレー。
一見おこちゃまっぽくみえなくもないが



トマトをベースにしっかり辛く仕上げたカレーと、バターをたっぷり使ってとろとろに仕上げたオムレツの見事なるケミストリー。
やはりというか、すさまじいうまさなのである。



そして過去に一番思い出深かったひと品、ハンバーグサンドも頼もうか。
あーこの断面見るだけでもう幸せ(笑)



デミを絡めたしっとり&あふれるハンバーグを、強めに焼かれたトーストで押さえながら口いっぱいに頬張る快楽。

そう、気取りがないんだよ。
確かな職人の技はあるけど、それをひけらかしたり振りかざしたりしない。下町に根付いた洋食の良さだ。

いつまでなんですか?
ご主人にうかがうと、今月末までの予定だったのが7月の上旬まで続けられそう。とのコトでした。

そして勝手に勘違いしてたんだけど、立ち退きではなくて、建て替えなんだそう。
一年半くらいしたらまたココで再開するんだって。



この風情はたぶんなくなっちゃうけど。
また森下をレペゼンする洋食処が再開するのは嬉しい限り。再開したら久々に子供も連れてきたいと思うのであった。





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