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DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

フクノヤ@巣鴨

2017年10月13日 | 大衆食堂
巣鴨のピンサロ街の奥に残る



こじんまりとした昔ながらの飲食街に



おばあちゃんが独りで切り盛りする店がある。



実直すぎる値段。様々にメヌーはあるけど



ほとんどの人がカツカレーを頼んでいた。
ただし、カツを二枚にしたり、サラダを付けたり、今日はごはん半分ね。とか、カスタマイズされた注文だ。
日常の、その生活に溶け込んだオーダーに大衆食の風格をみる。



アスパラサラダ250。きっと缶詰の白いアスパラだな。
頼んでみたい気もするけど、オーダーがたて込んでるから遠慮しちゃった。
あ、常連さんがカレー頼むのはそんな意味もあるのかも知れないな、と。



そんなおばあちゃんから、どうもお待たせしましたね。と手渡されたカツカレー500。



揚げたての薄めなカツに、ビターだけど軽さもあるカレー。いい。




なんとなく阿佐ヶ谷の富士ランチとか高田馬場のニッククック辺りを思い出す。こんなジャンルの店って昔はあった。
どちらも若い頃お世話になった、どことなくキッチュな雰囲気の昭和洋食。本格的ともちょいと違う手軽なウマさ。

もしかしたら、それは路麺的洋食ともいえるかも知れない。
でも同時に、今はなかなか見かけない。富士ランチもニッククックも、平成の世にはもうないのだから。

そして、そんな味わいが巣鴨にまだあった。その出会いに心よくして店を後にしたのである。











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