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DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

だるま食堂@太田

2016年10月11日 | 大衆食堂
一度焼きまんじゅうってのを食べてみよう。と太田の町を北に向かって歩いていた。



なんですかココは。



ステキすぎる。



ダイブします。



さてこんな至宝な空間。老夫婦の賄い。



表でメニュー眺めてて気になった冷しラーメンてのは冷し中華のコトでした(笑)

しかしまあ端正な盛り付けが素晴らしい。400でこの手間って大変なコトだと思うよ。ありがたくいただきました。

でね。周りの人が食べてたラーメンやらオムライスやらカレーがまたむちゃくちゃうまそうだったのよ。どれも食品サンプルみたいにキレイに盛り付けてあって昭和な感じで。

あーまた行きたいなココ。今度は絶対オムライスだな。いやオムライスにカレーラーメンもお供させるか。いいいー








ランチハウス@十条【閉店】

2016年10月01日 | 大衆食堂
十条をうろうろ。商店街が複雑に入り組む北側から南側にやってくると



ランチハウス。



いい匂いがしますな(笑)よし。




表にいろいろセットメニューがあったんだけど、中に入ると卓上にこれだけ。
いや遠くの壁にあるんだけどよく見えないぞ。

うーん。いろいろ見て選びたいんだけど。。

ん?ソフトフライ?

え?ギョーザカツ?

いーや、これにしよ。



定番フライ盛り合わせ定食。



エビフライにハンバーグカツにギョーザカツ。サラダもたっぷし正しきドレがかかってていいい



肉入りベナールってのもいいぞお



うふー。なるほどギョーザだ(笑)
うまいねコレ。アリだな。

ハンバーグカツも決してメンチじゃなくてハンバーグだ。基本懐かし味なんだけど、ちょいちょい面白いというw



カウンターからキッチンを眺めてると麻婆豆腐みたいなの作ってる。
あ、からし焼きか。十条だしそんなのもあるんだな。
いいなーココ。また来て他メニューも試したいぞ。

たまたまこの席に座って、このメニューにたどり着いた偶然に満足して席を立つと、









のわ。ずっと背中にメニュー背負ってたのかよw









キッチンふらの@越谷【閉店】

2016年09月11日 | 大衆食堂
越谷の駅からけっこーある場所です。



テラめし系の名物店という、キッチンふらのへ。



その昔、越谷の駅近くでやられてたそう。
旦那さんが身体壊されて一旦たたんだものの、ご夫婦だけで再開させたのがこちら。



貼紙みてもわかる様に、単なるテラめし処ではないですね。どうだおらおらー感がない。
なんつーか愛情に溢れるテラめし処ですよ。



あらまあ、お腹空いてるんでしょう?たんとおあがりなさいな。系ね(笑)



ほら、案内されたテーブルに家族4人分のメニューを置いてくれるとか。ないよ他じゃ。すたき。



車なんで人生初オーダーのノンアルコールビール。なんか不思議な感じw そこにつきだしくるのも不思議(笑)



子供らはというと、冷蔵庫を開けてめいめい好きなドリンクを。というシステム。
人ん家の冷蔵庫を勝手に感がすたき(笑)



ファミレスのセルフサーバーなんかよか子供達興奮してたぞw いいねえ。



そして前客が食べてたでっかいカツカレーを見て、恐れをなしていたんだけども



長男の焼肉定食750。



かみさんの日替わり照り焼きチキン定食650。

ときて、そんな焦るコトなかったかな?とホッとしたところに現れた自分の



丼でかいいいいーな深川丼とアジフライ定食750。

けっこー難儀したよねコレw でも優しい味わいで美味しく完食(笑)

最後に女将さんと少しお話して、やはりココは愛情に溢れるお店なんだなーって。
いつまでもお元気で頑張って下さい!












天ぷら住友@中野

2016年08月24日 | 大衆食堂
中野ブロードウェイ。

上層階は、いつぞやの都知事も住まったという、当時の億ションの走りであり、その最上部には緊急時のヘリポートをも備える。
対して地下から4階までは小さく仕切られた小部屋にアニオタやら古着、古道具、なにやら怪しい食品から4席しかないカレー屋、8連ソフトなどなどなど。

まるで手塚治虫の予言した未来図である。

陽の当たる上層階に住まう裕福な人々、対して陽の当たらない下層部にうごめく貧民層。そんなデカダンな様相を呈しているのだ。



その下層部にある一軒の天ぷら屋、住友は実は前述の故都知事も通った店らしい。のだが

ま、そんなコトはどうでも良い。下層部にカテゴライズされるであろう自分は、梅雨も開けようかという7月の半ば、路麺巡りだけではどうにも叶わない旬の穴子天丼を食べにやって来たのだ。



先ずは冷や酒(常温)を。そしてなにかひとつばかし。。

ん?下から六番目。聞き慣れた言葉に、聞き慣れない語尾がついてるなw それにしよう。



酒とげそ煮120。

何だいこれは。すてきしぎでないの?
どうやら注文毎にさっと煮てる様なんだけど、この濃汁にたゆる白肌の御御足。実に艶かしい。そんな思うのはロメオタだけなのかしら?(笑)



と同時に齧ればこの戯れるが如き食感。うまいまずいとは舌だけで感じるものではなかった。口内で愉しむという快楽。その巾。その粋。



程なくして現れた穴子天丼690。
実は、げそと戯れながらも、ご主人が穴子に目打ちしていたのを見ていたのよ。
そして揚げた天ぷらをジュホっと丼タレに潜らせる所作。



駿河台のホテル天ぷらや門仲のオブジェ天ぷら。ソレもいいけどコレもいい。
手塚治虫の描いた日の当たらないココには江戸の立ち食いからの流れを汲む大衆天ぷらがあるのだ。







エチゴヤ@亀戸

2016年08月11日 | 大衆食堂
家族で以前からちょいと気になってたお店へ



よく見てみるとなかなかおもしろそう。言いたいコトがイッパイアッテナ系だねw



ん?端っこの方に



ありがとう存じます(笑)入りますー



男性がやってる店と勝手に思い込んでたら、なんとお姐さんふたりで切り盛りしてて。

勝手知ったる常連?はセットのライスをビールに変えたりとか、相談して自由にカスタマイズしてる。
なんつーか女性ならではのしなやかさを見てとれる店。いいねえ。



自分はドライカレーオムライースを。



なるほどWカレー仕様いいい



そして長男のラーメンかつ丼セト。



このかつ丼が見るからにうまそしぎ。
長男猫まっしぐら状態でひとくちも貰えなかったんだが。。ま、そんだけうまいんだなw
次回自分も頼んでみよー。



これオムライースのお皿にあったH5ヤ。
まさかのアルファベット使いいいいいいいい








キッチンこばやし@一橋学園

2016年08月06日 | 大衆食堂
おいしさとボリューム。



もうね。一目惚れ。
屋号ではなく、大きく、おいしさとボリューム。
なんてかっこいいのかと。



ショーケースには昭和が夢見た大衆洋食が並んでて。



そして壁のメニューがまたいいい。
三角とか四角とか、この見慣れない印。

いや。。これ見覚えがあるよ。

これカセットデッキのPLAY、STOP、PAUSEボタンの印じゃない?

そうでしょコレ?
うひーじんじんくるわあああー



ほら。
◼︎BEST 8◼︎だもの。このハイセンス。
必死にレタリングしてミックステープ作ってた30年前を思い出したね。

印が一部額の下に落ちちゃってるけどねw




しばし堪能した後、悩んだ末にお願いしたのはインディアンハンバーグスパゲッティ。



あれ。インディアンてのはカレーてコトじゃないのか?ま、いーですよおお

皿から溢れんばかりにかけられたドミグラス。
その下に隠れたみっちりバーグと



茹でおきパスタの幸せの色あい。

あと懐かしのニッククックを彷彿とさせるこのスープも最高。今ないんだよなーこの味のスープがさ。


おいしさとボリューム。
看板にに偽りなし。
大衆の夢がまだこの店にはある。









とんかつ美よし@経堂

2016年07月28日 | 大衆食堂
世田谷を自転車で縦にうろうろ。なかなか面白い。

電車の横移動とは違う印象が広がる。

実はとても田舎であるコトとか、
なんでこんなトコに店が?とかね。



で、とても気になったこちら。

経堂と農大の間くらい?
住宅街の中にホントぽつねんと。



安いなあ。片田舎の食堂みたいな雰囲気いいい。

老夫婦のまかない。
店を支配するゆったりとしたリズム。
でも油に泳ぐとんかつを見る、ご主人の鋭い眼差しに少し只ならぬ予感。



ソースカツ丼600。



甘めでトンロリしたソースが、食感の良いキャベツ、粒立ちのよいライス、そして絶妙な火加減で揚げられたカツをまとめていた。はげしくうまい。



この見事な桃灰色。
ご主人の鋭い眼差しは、衣の中の肉色を透視してたのかw

うーむ。福井とも群馬とも新潟とも違う、ひっそりと住宅街に在る、一軒限りの世田谷のソースカツ丼。

また食べたい。そして他のも食べてみたい。
でも、またたどり着けるだろうか?

そんな場所にある市井の名店。
まったくこれだから大衆食は素晴らしい。







和鮮しんま@木場

2016年07月21日 | 大衆食堂
木場の刺身処といえば幾の家なのだが



ココも気になってたのよ。



思わず怯むそっけなさ(笑)

この日は土曜だったので、本丸の3Fはお休み。てなコトで2Fへ。



土曜なんでねぎとろとほほ肉ステーキはありません。てなコトでいかまぐろ500を。



きたよ。



すげー量だよ。



配分ミスだよ。でも



ライースのおかわりもできるのよ。

からの漬け丼作成。お腹イパーイ



一度平日昼に3Fも行ってみたいもんだ。








喫茶コーナーサッちゃん@平和島

2016年07月16日 | 大衆食堂
昔は図書館に食堂ってあった。
大抵家族やおばちゃんとかがやってて。



原宿図書館の地下とかよく行ってたなあ。東郷神社の裏手の林の中の図書館。
その地下のあの雰囲気、好きだった。

今尚がんばってる中でいえば、葛飾新宿の図書館や、練馬東税務署の雰囲気が近いだろうか。



そこに、大森にもあるんだよ。という情報を入手したのだ。



このざっかけなさ。いいい



なるほど駄菓子屋も兼ねている。といった雰囲気の中、おばちゃんひとりでやってる。名前はサッちゃん。

こんにちは!と挨拶して、メニューを探していると



ココよ。とアイスのケースんトコに(笑)
迸る手作り感いいいい

さっそく注文をして待っていると



次男のうどん300。微濃汁にゆでめんのうどんがふるると泳ぐ。そこに一枚の海苔。香りがいい。たったこれだけのコトだが、ふっとうどんがうまくなる。手繰る気持ちが軽くなる。
やはりこの地域の海苔使いは素晴らしい。



と感心しているところに、長男の焼うどんが届く。野菜のいきいきとした炒め加減。団地の台所みたいな調理場でこれだけの焼うどんが出てくる衝撃。
そして今度は上に刻み海苔だ。長男は完全に虜になって夢中で喰らっている。



そこに自分のサッちゃん定食が届いた。
もう、見た目から素晴らしい。



ナスとピーマンとキムチを炒めた惣菜。辛みをきかせた夏野菜の滋味。



汁椀は冷たい豆腐そうめん。ねぎともやし。どこまでも気が利いている。



そして白眉のいわし煮。旬のいわしの脂ののり。そしてほろりと身離れする絶妙な煮加減。アクセントとなる肝の苦味。衝撃のうまさ。



うまいうまいと食べていたら、コレもよかったら。となんと大好物の神楽南蛮みそもいただいた。
くうううう。うましぎ。心の中で酒を百編唱えるハプニング(笑)



何れも実に素晴らしい。
図書館の片隅で、これだけ心のこもったものをいただけるという奇跡。
久々に食というものに感動が止まらなかった。





この四半世紀で東京はだいぶ変わった。
また、再開発という名の更なる文化破壊も続いている。

その片隅に、図書館の知られざる一角に、宝がまだ残っていた。
サッちゃん。そこは東京でも屈指の大衆食堂だと、くっきり心に刻みこまれたのである。









たちばな屋@大口

2016年07月11日 | 大衆食堂
日暮れた大口商店街とニコクとの交差点に



その鄙びためし処はあった。



味わい深いサンプルケースを眺めつつ、暖簾をくぐる。



そこは想像以上に手つかずの昭和だった。

壁のメニューが幾つか落ちているのと、
そしておばあちゃんひとりで切り盛りされている点を除き、だが。

ここは手間のかからなそうな牛皿、そしてひや酒、かな。とオーダーを伝えた。



ちろりに注がれたひや酒が届く。

程なくして、

ん。暫くして、

あれ。一向に牛皿が出てくる気配がないのである。

10分ほど経って、やっと出てきた牛皿。



あ。うまい。

牛肉の風味と甘辛い醤油タレの境界線がわからない程によく煮染められた肉が、しみじみと味わい深い。そして。

なるほど玉ねぎは注文受けてから刻んで加えて煮込むんだな。

うっすらサクサク感を残した具合が、
そんなおばあちゃんの気遣いが、
じっくり煮込まれた肉の中でとても爽やかな存在感を放っていた。