大道塾 横須賀・湘南支部 稽古日誌

各道場の一般クラスの稽古日誌を稽古参加者に記録して頂く予定です。稽古内容の見直しや、反省・研究材料にご活用下さい。

2023年1月17日(火)久里浜クラス稽古日誌

2023年01月19日 | 久里浜道場

この日は16名の参加。北下浦コミュニティーセンターでの稽古でした。

1.準備運動:大道塾の準備運動を通して行いました。この正式な準備運動は順序ややり方を覚えておかないと昇段審査の時に号令をかける役割が回ってくる可能性があります(笑)。昇段審査は準備運動から正式なものができるかどうかも重要な項目として扱われますので、少しずつ整理しておくと良いでしょう。ちなみに私は、審査に備えて準備運動の練習もしました。

2.基本稽古:手技足技を全て通して行いました。基本稽古も、大道塾の正式なものは昇段審査で重要な項目です。技として基本がしっかりできていることはもちろん、正しく号令をかけることができることや、一つ一つの技の説明ができることも必要です。何事も基本が大事と言いますが、空道の稽古でもいろいろな意味で基本稽古は大切ですので、集中して取り組んでいきたいところです。

3.補強:腹筋運動の補強を数種類行いました。久しぶりに腹筋運動をすると、腹筋が攣りそうになりますので、時々刺激を与えておくと良いでしょう。

4.対人稽古

①中段フックの確認:基本稽古で行う、中段フックの確認を行いました。個人的には手技の基本の中で体の動かし方が一番難しいのが、中段フックだと思います。右フックの場合だと、ポイントは、組み手立ちの構えから、膝で高さを調節しながら、肘を中心に前腕部分を横に倒す予備動作を行います。そのまま、体重を前足重心に移動しながら腰をきり、前足を軸にして回転しながら打ちます。この時、脇を開き、肘を張りながら拳を返して打っていきます。イメージは肩が出た後に、張った肘が一気に返ってくる感じ(卓球のフォアハンドのスマッシュのイメージ!?)です。これにより、回転後半の拳のスピードが増し、鋭いパンチになります。肩のタメや、肘の返しが無いと手打ちになってしまいますので注意が必要です。ここでは、ハンドミットを使ってフォームやインパクト、肘の返しを確認しました。中段フックは、高さを変えながら、回転のタメを作り、肘の返しを使って横から打つ動きを連動させるので、難しいです。少しずつ練習していきましょう。

②左ダッキング、右中段フック、スイッチ左ハイ:相手がミットで右フックを想定して打ってくる攻撃に対して、ダッキングでもぐります。ダッキングは「Uの字」で潜るのがポイントで、斜め前に体重移動させながら相手の拳の下でなく、腕の下に滑らせていくイメージです。そのイメージづくりのため、ミットで攻撃する方は、相手の頭の上を撫でるように攻撃します。この動きの後に、中段右フックを打っていきますが、この攻撃は、初めにやったダッキングと同じ動きですので、同じ動きが攻撃と防御に活用できることを実感できます。その後は、上に伸びる動きのスイッチハイにつなげます。

③右ヘッドスリップ、左ダッキング、左ボディアッパー、右ハイ:ハンドミットとパンチングミットを使います。ジャブ想定の攻撃をハンドミットで、フック想定の攻撃をパンチングミットで行い、それに、ヘッドスリップ、ダッキングで反応します。この見切りのポイントは、「かわしたら戻す」です。かわしたところで止まってしまうと、ダブルの攻撃やワンツーに反応できませんので、すぐ戻ることが重要です。ダッキング後は、左ボディを返しますが、連携をスムーズにするために、ダッキングの回転で次のボディのための「腰のタメ」を作っておくと、反撃のための回転がスムーズに繋がり、肩の返しを加えて連携できます。この場合は、完全に組み手立ちの構えに戻ってからうつと、もう一度腰を捻らなければならないので、連携としてはスムーズに行かなくなります。その後は逆回転の攻撃である右ハイか、同じ方向から来るスイッチ左ハイなどに連携します。

④前へ出ながらのヘッドスリップ:ビニールミットとパンチングミットでさがりながら左右のストレートを交互に打ちます。受ける方はそれに合わせて、左右のヘッドスリップをしながら前に進んで行きます。前進とヘッドスリップを合わせた動きです。最後は、右ストレート、右ハイを返します。インステップとヘッドスリップを合わせるので、オーソドックスのスタイルだと、右ヘッドスリップが少し難しいです。

5.自由稽古:若者チームが声をかけてくれたので、マススパーに混ぜてもらいました。この日はみんな自由稽古になるとサポーターフル装備になり、ほとんどの人がマススパーをしました。時間が短かったので、1ラウンドちょっとで終わってしまいましたが、自然に声を掛け合ってみんなで練習が始まる雰囲気はとてもいいと思いました。また声をかけてください。よろしくお願いします。

 この日は16名の参加と、ここ最近では人数が多く、活気がある稽古ができました。やっぱり人数が多いと元気も出ますし、いろいろな人と練習できるのでとてもいいです。みなさん色々と忙しいとは思いますが、無理のない範囲で参加して、みんなで久里浜クラスを盛り上げていきましょう!


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