大道塾 横須賀・湘南支部 稽古日誌

各道場の一般クラスの稽古日誌を稽古参加者に記録して頂く予定です。稽古内容の見直しや、反省・研究材料にご活用下さい。

2019年11月19日(火)久里浜クラス稽古日誌

2019年11月21日 | 久里浜道場

今日は立ち技の日。18人くらいの参加でした。

今日は基本の応用も含め、初めからパンチのコンビネーションとディフェンスの動きとそこからの反撃をテーマに行いました。

①対人でジャブ、ジャブ・ワンツー、ジャブ・ワンツー・フックの確認:相手の掌にパンチを打っていきます。受ける方もディフェンスの動きを確認します。

②単発のジャブ・右ストレートを交互に打ち、それをかわす練習:バックステップ、スウェー、ヘッドスリップ等でかわします。「かわし過ぎる」と反撃の反応がとても悪くなります。「ギリギリで」と心で唱えながら見切ります。

③②に対してカウンターのローを合わせる練習:攻撃に対してスウェーでかわし、同時にローキックを返します。その場でスウェーではバランスが崩れたり距離が詰まったりしてしまいます。スウェーしながら足をスイッチすることがポイントです。これにより、効く蹴りが蹴れ、距離をうまく調節できます。これも距離感が難しいですが、うまくいくと攻防一体の良さを実感できます。

 少し休憩ののち…

④マスクを相手に持ってもらい、実際に打ってコンビネーション練習:この練習はコンビネーションの研究はもちろんですが、基本的に「マスクをかぶった相手をしっかり叩けるか?」という、メンタル的なトレーニングも重要な要素です。「好きなだけたたいていいですよ」といわれると(そんな人はめったにいませんが…)初めのうちはひるんでしまいます。たいていは顔面をたたくことに慣れていないためこのような練習はとても大切です。

⑤フックに対するディフェンス(スウェー、ダッキング、ガーディング):左右のフックを様々な方法でディフェンスします。まずはそれぞれの動きを確認し、ガーディングからの膝蹴りの返しや、バックステップからの反撃など、反撃を入れて攻防の要素を増やしていきます。フックしか来ないので体の動きを覚えるにはもってこいです。

⑥⑤の動きに反撃:前蹴り、掴み、練習したスウェーからのローの返し等を入れていく練習です。これもフックのみに限定しているので比較的落ち着いて反撃のバリエーションを考えたりタイミングを確認したりできます。フリーのマスも大切ですが、一つ一つの技の精度を挙げたり、細かい動きを確認したりするには約束の技術練習はとても効果があります。フリーのマスの時にたま~に技研で練習した技が出る局面があります。そんな時はとてもうれしいです。

⑦パンチのみのマス:話は脱線しますが、マスをする時いつも思うことがあります。フリーになると、個人的には「フリーであるが故の不自由」を感じます。哲学的な感じになりましたが、「何をしてもいい」と言われると逆に「何をしたら効果的なのかわからない」状態になります。わかりやすく言うと「思うとおりに行かない」のです。しかし、それがそもそも戦うということなのかもしれません。総合的に戦い方を組み立てることができたり、バラエティ豊かな技がたくさん出たりすることを目指していきたいと思います。「何をしてもいい」と言われたら、「あれもこれもいっぱいあるけど、どれにしようかな」と選ぶことができるようになるのが理想です。ただ、それに向けての「試行錯誤の作業」は割と好きです。

⑧自由練習

早いもので11月も後半に差し掛かりました。気が付けば今年の稽古ももうあと少ししかありませんね。今年の稽古もあとわずか、みなさん一緒に頑張りましょう!