鄭州鉄道日記

河南省鄭州市で働いています。中国鉄道交通の要衝であるこの街から、中国の鉄道の情報を発信していければと思います。

南寧からハノイへ

2007年10月26日 21時33分08秒 | 07労働節


4月26日、いよいよバスでハノイに向かう。
以前、南寧のバスターミナルは他の大都市と同じように市内に点在していたらしいが、現在は郊外の「(土良)東バスターミナル」に集約されている。毎日複数便あるハノイ行きバスの一部が、例外的に市内の旧バスターミナルやホテルを発着しているが、基本的に市内の旧ターミナルは切符売場としてでしか機能していない。

ここで中国らしいのは切符売場・売場に置いてある名詞状の広告・ターミナルのバスターミナルの時刻表、全てハノイ行きの時刻・発着場所が違うことだ。


バスターミナルは非常にきれいでケンタッキーも入っていた。桂林行きのバスが沢山あったが、3列シートの豪華バスもあった。3列シートなんぞ中国じゃ上海や広州じゃないと無いと思っていたが、さすが国際観光都市だけある。

南寧を出発し、一路国境の友誼関を目指す。農村や桂林状の山並みが続く。かつては閉鎖されていた国境だが、現在中国側は国境まで高速道路が開通している。
途中、サービスエリアで休憩。乗務員が休憩時間の指示をしているが、無駄にエコーが掛かっていて全く聞き取れない。仕方ないから降りる時直接聞いた。


3時間ほどで国境の友誼関に到着。荷物を全て持ち出国審査場へ。中国側の出入国審査官は非常に愛想が良い。歩いて国境を越えベトナム側に入る。中国側と比べるとみすぼらしい建物。並ぶ場所も無く適当の限りを尽くしていた。
しかも謎なことに自分達3人のパスポートだけ脇に除けられ後回し。というより無視される。散々もめた挙句1時間後ようやく入国と相成った。
ベトナム側の駐車場にはベトナム側のバスが待っていた。といっても中国製だが。早くも携帯電話は圏外だった。


バスは国道1号線を南に向かう。常に鉄道に沿って進むが、国境の街ドンダンまでは珍しい三線軌条だ。これは中国が標準軌であるのに対し、ベトナム側がメーターゲージで差が40センチくらいある為、ドンダンまではどちらの車両も乗り入れられるようになっている。


1時間ほど走りドライブインでの昼食となる。元も使えるが、以前ベトナムに行った際余ったドンがあったのでそれを使った。チマキもどきとフォーを食べる。フォーはおいしかったが、チマキもどきは得体の知れないまずい物だった。

次第に平地に入り交通量も増えてきた。ハノイが近いようだ。途中ハイフォンに向かう列車とすれ違ったが、窓に金網がついている時点でこの国の鉄道のレベルがわかった気がした。


お世辞にはバスターミナルと言えないホテル前の道端に到着。その後、慣れない国でホテルを探すのは非常に骨が折れた。

続く


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