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鄭州鉄道日記

河南省鄭州市で働いています。中国鉄道交通の要衝であるこの街から、中国の鉄道の情報を発信していければと思います。

車中3連泊旅行③ Z1次北京→上海 05年3月13日in中国

2008年02月05日 16時30分28秒 | 05年春 車中3連泊旅行


現在の直達特快は04年4月の第5次高速化で登場した新しい列車だ。直達特快についてはこちらを参照してください。

このとき乗車したのは5本ある北京上海の直達特快のうち、北京鉄路局所属のZ1次だ。当時は、BSP製25T型と四方機車車輌製25T型の違いなんて知らなかったから、当然寝台ごとに液晶テレビは付いている物と思っていたし、どの列車が無料食事サービスがある、即ち上海鉄路局所属かもわからなかったので、1番だからと言う理由で、Z1次を選んだ。
だが、正真正銘の1列車は北京西・長沙間のT1/2次であって、この列車は別に伝統と格式ある列車と言うわけではない。





と言うわけで、乗って早々、「直達なのに列車員の態度が悪いじゃん」「液晶テレビがない。向かいの蘇州行きはあるのに」と早くもマイナス印象を植え付けるZ1次。T168次がよかったから、余計に悪く感じる。同室者はビジネスマン1人と親子だった。

しばらくすると「え~こんな所じゃ寝れないよ~」と日本人の声。そう、日本の女子大生グループが乗車してきたのだ。北京の大学で3週間語学研修をし、上海に移動して観光をして帰国するらしい。



すでに暗闇に包まれた北京を発車した列車は、一路天津に向けて驀進する。北京天津間137キロは複々線化されており、常に時速145~160キロの高速で走行する。天津を通過する頃、食堂車に行ってみた。が、満席&タバコの煙いっぱいで食べる気にもならず、自分の車両に戻り、車内販売の套餐(弁当)を購入した。値段は20元と、一般的な夕食の弁当より割高だが、味はそれなりに洗練されていた。



その後は女子大生達としばし雑談し、就寝した。(同室に老人がいるので寝るのが非常に早い)しかしこの老人、明らかに不自然な呼吸で寝ており、今にも呼吸停止しそうな感じだ。こうしてZ1次の夜も更けていった・・・

翌朝、起きると列車は江蘇省の常州を通過したところだった。ほぼ全車両が軟臥の列車内では静かな時が流れている。のんびりと朝日に照らされた江南の田園風景を見ているのはいいものだが、もう旅も終わりかと思うと、若干寂しい気もする。

無錫、蘇州、昆山と通過し、上海市内に入る。南翔の貨物ヤード、当時はまだ客扱いをしていた上海西駅を見ると、「上海に戻ってきたのだな」という感じだ。

ちなみにBSP製25T型は、なぜか未だにトイレが垂れ流し型なので、結構手前でトイレは封鎖される。



上海駅に到着後、女子大生達と別れて大学に向かった。

北京上海の直達に乗るなら、Z7/8次、Z13/4次、Z21/2次をお勧めします。(現在ノンストップなのはこの3本のみ。)

終わり


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車中3連泊旅行② T168次 南昌→北京西 05年3月12日in中国

2008年02月03日 10時55分01秒 | 05年春 車中3連泊旅行


あまりの寒さに発車2時間前には駅舎に入り、親に国際電話を掛けてから軟席侯車室に入った。さほど広くない侯車室は満員。外国人は自分くらいかなと思っていたら、黒人が1人いた。が、17時過ぎに広州東行きの特快の改札が始まると、コンコースへと消えて行き、再び日本人は自分ひとりとなった。



18時過ぎに改札が始まり、ホームに出る。1番ホームなので階段を登る必要も無い。車両は大半の特快で使用されている25K型で、軟臥2両・高級軟臥1両が連結されており、この列車の格式の高さが感じられる。自分の乗った9号車は、扉から室内まで木目調で統一されており、柔らかな雰囲気を醸し出していた。



またテーブルの上には人数分の紙コップと歯ブラシセットが置かれていた。紙コップまで備えているのは、後にも先にもこの列車だけだ。さすが南昌鉄路局の花形列車だけある。テーブルには南昌局主要列車の紹介冊子が置かれており、それによれば「T167/8次は7年連続で紅旗列車称号を受賞している」との事だった。



18:20、定刻通りに列車は極寒の南昌を離れ、北に向けて動き出した。北京西まで1449キロの道のりだ。南昌を出てしばらくすると九江で長江を渡るが、暗くてよく見えなかった。

21時48分、麻城に到着したが、トイレに行き忘れて廊下で悶えていた。2分の停車時間が非常に長く感じられた。耳を澄まして聞いていると、発車と同時に先頭の機関車が警笛を長々と鳴らし続けている。冬の澄んだ空気に響き渡って幻想的だが、そんな感傷に浸っている暇はない。列車員が鍵を開けたトイレにダッシュで駆け込んだ。
万全を期すために鍵の開け閉めは2重でするようで、用を足している最中に鍵を開けられてしまった。さすがに1日の疲れが出たのか早めに就寝。長い1日が終わっていった。

翌朝は6時くらいに起きた。すでに衝水を発車しており次の停車駅は終点の北京西だ。外はまだ真っ暗だが、その後次第に東の地平線が白みだしてきた。列車は北へ向かって時速147キロでひたすら走り続けている。
そしてついに日の出。その瞬間、水不足で渇ききった華北の茶色の大地が金色に輝いていた。自分の車両の廊下は西側なので自分も含めて乗客は遠く山西の山を眺めながら朝の歯磨きをしていた。
車窓から見える農村は、ロバが引く馬車が行き交ったりとのどかなもの。ただ道と民家の間にある用水路が干上がっていて、中世城郭の空堀のようだ。華北の水不足は深刻のようだ。 次第にビルが増え始め列車も減速する。そして7時50分、定刻どおりに北京西駅に到着しました。



下りるとホームの向かい側の線路を「蛍の光」が流れる中、済南行きの普快が出発していった。その後先頭の機関車(DF11)の写真を撮り駅を出ました。半年振りの北京の印象は暖かいということだ。南昌から約1400キロ北上したわけだが、明らかに北京の方が暖かい。きれいな青空で気持ちよかった。

北京語言大学にいる知り合いに会うために、タクシーで語言大学に向った。ちょうどこの時期は全人代の会期中で、街は警官で溢れている。
到着後、どこの寮に泊まっているか探すのに苦労したが、何とか発見し、しばし雑談。大学そばの切符売場で当日のZ1次を購入し、町に出た。





つづく


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車中3連泊旅行① K287次上海→南昌 05年3月11日in中国

2008年02月02日 22時33分42秒 | 05年春 車中3連泊旅行
期末試験も終わったので久しぶりに更新を再開しました。
今回の旅行記は、自分の中国鉄道旅行の原点と言える05年3月の車中3連泊旅行です。これが自身初の中国寝台列車乗車でした。と言うわけで1日目、K287次で南昌に向います。



復旦大学への1ヶ月の短期語学研修に来て3週間、最後の週末を利用して、初の中国寝台列車乗車をすることにした。とりあえず、時刻表を見て乗る列車を選ぶ。
北京語言大学に知り合いがいるので、上海→どこか→北京→上海と車中3連泊の旅行をすることにし、武漢・長沙・南昌の候補の中から、南昌を選択した。

当日は寮でシャワーを浴びた後、942路に乗って上海駅に向かった。06年7月に上海南駅が開業し、現在は南方に向う列車の大半が上海南駅発着だが、当時は全て上海駅発着だった。駅前のマックで軽く食事をとって、軟席候車室に入った。(初の寝台だったので軟臥を選択)


荷物車への積み込み


軟臥の列車員

待つこと1時間、改札が始まりホームに向う。比較的小奇麗な25G型が出迎えてくれた。乗車してしばらくすると30歳くらいのビジネスマン風の方が入ってきた。「どこまで行くんだ?」と聞かれたので、「南昌」と答えたら、「帰郷か?」と言われた。そんなに日本人に見えない風貌なのだろうか?日本人だと言ったら驚いていた。





17:50、定刻通りに上海を発車。徐々に闇に包まれつつある上海の街を離れて、一路杭州に向う。発車まもなくして套餐の販売が来たが、食堂車に行くつもりだったので、買わなかった。これには非常に後悔することになる。
松江・嘉興と停車するたびに、硬座に無数の客が詰め込まれていった。
20:35、杭州に到着。上海から杭州を抜けて南方に向かう列車は、杭州東を通る列車が多いのだが、この列車はなぜか杭州停車となる。
杭州発車後、食堂車に行こうとするが、どこにあるのかわからないので、列車長(この列車は列車員は交代制でないため、列車長が軟臥の列車員を兼ねていた)に聞く。ところが驚愕の事実が判明!
この列車には食堂車がないのだ
今なら、軟臥の隣りに食堂車がない時点で、わかることだが、当時はそんな知識は持ち合わせてはいなかった。仕方がないので、車内販売のカップ麺を買って夕食とした。

23:23、金華西に到着。ここまでは普通に起きていたのだが、ここからは寝ようと努力した。しかし興奮してなかなか眠れず、かなり遅くまで起きていました。
当時、この付近は来るべき第6次高速化に向けて、電化・直線化の工事が大規模に進んでおり、かなりの頻度で停車・減速を繰り返した。このあと2年に渡って、この状況は続くことになる。

早朝5時、目覚めると列車は鷹譚に到着するところだった。この駅で同室の人間のうちの2人が降りて行った。約1時間ほど走ると、大きな弧を描いて京九線に合流した。ところがこの辺りから天候が悪化、思いがけず雪となる。
雪って、南昌って緯度的には奄美大島ですよ!
ありえないんですが・・・

結局、天候のせいか、工事のせいかはわからないが30分遅れで南昌に到着した。だがこのあとが大変だった。予定では昼ごろのバスで湖北省の武漢に行き、武漢から直達特快で北京を目指すつもりだったが、この天候。断念し、南昌から直接北京へ向うことにした。


雪の周恩来記念館


同じく周恩来記念館の敷地内

バスターミナルそばの代理切符売場で、切符の有無を尋ねる。北京西行きのT168次は硬臥上段と軟臥上下段が「有」だった。硬臥の上段は狭くて嫌なので、今回も軟臥を購入した。でもよく考えてみれば、土曜日の夜行だというのに、よく切符が買えたものだ。


雪の騰王閣(江南三大名楼の一つ)



このあとは南昌の町をぶらついたが、あまりの寒さにまともな観光をすることはできなかった。かなり早い段階で南昌駅の軟席侯車室に入った記憶がある。


つづく。


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