
現在の直達特快は04年4月の第5次高速化で登場した新しい列車だ。直達特快についてはこちらを参照してください。
このとき乗車したのは5本ある北京上海の直達特快のうち、北京鉄路局所属のZ1次だ。当時は、BSP製25T型と四方機車車輌製25T型の違いなんて知らなかったから、当然寝台ごとに液晶テレビは付いている物と思っていたし、どの列車が無料食事サービスがある、即ち上海鉄路局所属かもわからなかったので、1番だからと言う理由で、Z1次を選んだ。
だが、正真正銘の1列車は北京西・長沙間のT1/2次であって、この列車は別に伝統と格式ある列車と言うわけではない。


と言うわけで、乗って早々、「直達なのに列車員の態度が悪いじゃん」「液晶テレビがない。向かいの蘇州行きはあるのに」と早くもマイナス印象を植え付けるZ1次。T168次がよかったから、余計に悪く感じる。同室者はビジネスマン1人と親子だった。
しばらくすると「え~こんな所じゃ寝れないよ~」と日本人の声。そう、日本の女子大生グループが乗車してきたのだ。北京の大学で3週間語学研修をし、上海に移動して観光をして帰国するらしい。

すでに暗闇に包まれた北京を発車した列車は、一路天津に向けて驀進する。北京天津間137キロは複々線化されており、常に時速145~160キロの高速で走行する。天津を通過する頃、食堂車に行ってみた。が、満席&タバコの煙いっぱいで食べる気にもならず、自分の車両に戻り、車内販売の套餐(弁当)を購入した。値段は20元と、一般的な夕食の弁当より割高だが、味はそれなりに洗練されていた。

その後は女子大生達としばし雑談し、就寝した。(同室に老人がいるので寝るのが非常に早い)しかしこの老人、明らかに不自然な呼吸で寝ており、今にも呼吸停止しそうな感じだ。こうしてZ1次の夜も更けていった・・・
翌朝、起きると列車は江蘇省の常州を通過したところだった。ほぼ全車両が軟臥の列車内では静かな時が流れている。のんびりと朝日に照らされた江南の田園風景を見ているのはいいものだが、もう旅も終わりかと思うと、若干寂しい気もする。
無錫、蘇州、昆山と通過し、上海市内に入る。南翔の貨物ヤード、当時はまだ客扱いをしていた上海西駅を見ると、「上海に戻ってきたのだな」という感じだ。
ちなみにBSP製25T型は、なぜか未だにトイレが垂れ流し型なので、結構手前でトイレは封鎖される。

上海駅に到着後、女子大生達と別れて大学に向かった。
北京上海の直達に乗るなら、Z7/8次、Z13/4次、Z21/2次をお勧めします。(現在ノンストップなのはこの3本のみ。)
終わり
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