打撃投手を務める田中=林陽一撮影
【タンパ(米フロリダ州)=西村海】米大リーグ、ヤンキースの田中は24日、2度目のフリー打撃登板に臨んだ。
打者延べ7人に対して35球を投げ、10スイングのうち安打性は1本だけ。力強い速球や切れ味鋭い変化球を投げ込み、順調な調整ぶりを見せつけた。
前回同様ブルペンでの調子はあまり良くなかったが、ひとたび打者と向き合うと、田中の投球のギアが一気に上がった。キャンプに招待参加しているマイナーリーグの打者に対し、力のある直球を低めに決め、落差の大きいスライダーやスプリットで空振りを取った。
打者の一人で、2011年にメジャーで110試合に出場した経験もあるサイズモアは、「ああいう球を毎日投げられるようなら、いずれ20勝してもおかしくはない」と評価した。
田中は「あくまでも練習なので、全然参考にはならない。やっぱり試合に入ってからだと思う」と涼しい顔で振り返った後、「試合には、もういつでも行けるんじゃないかな、という感覚が自分の中ではある」と言い切った。
(2014年2月25日17時49分
読売新聞)
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