日本銀行が11日発表した9月の企業物価指数(2010年平均=100、速報値)は、前年同月比2・3%増の102・7で、08年11月(2・4%増)以来の高い伸びになった。
前年を上回るのは6カ月連続。原油や原材料価格の上昇で食品などが値上がりしたほか、猛暑で建設作業の供給が減って価格が上がった。12年2月以来1年7カ月ぶりに、上昇品目が下落品目の数を上回った。
日銀が同日発表した9月のマネーストック速報によると、個人や企業が持つ現金や預金など、市中に出回っているお金の量は、前年同月比3・1%増の1161兆円となり過去最大を更新した。企業や個人の手元資金が増え、銀行などに預けていることが増加につながっている。
関連ニュース
・日経平均、182円高で始まる 米市場の流れ引き継ぐ
・病院全焼、患者ら10人死亡5人重傷 福岡市博多区
・NEC、ビッグローブ売却へ 通信設備事業などに注力
・シェイプアップ 名古屋