巨大地震
ロッテ対楽天戦の試合終了後、観客席で被災地へのメッセージを掲げるファンら=鈴木毅彦撮影
延期されていたプロ野球が12日にようやく開幕し、各球場では待ちわびた多くのファンが声援を送った。
4月中は東京ドームを使わない巨人が初めて地方球場で試合に臨み、関東地区では平日のデーゲーム開催など、異例ずくめの開幕戦となった。
朝から余震が続いたQVCマリンフィールド(千葉市)のロッテ―楽天戦には、球団が予想した1万5000人を上回る2万2525人が訪れた。同市稲毛区、会社員宮嶋敬さん(48)は、有給休暇を取って球場に駆けつけ、「開幕戦は観戦仲間と再会して、『また1年よろしくね』とあいさつする第二の元旦のようなもの」と話した。勝利を飾った試合後に選手を出迎えた三木谷浩史・楽天球団会長は「被災者の方々が大変な状況にある中、気持ちが入ったいい試合」と喜んだ。楽天は避難所にテレビを送り、この日も18か所で地元ファンが声援を送った。星野仙一監督(64)は「子供たちも大喜びしてくれていると思う」と話した。
(2011年4月13日01時40分
読売新聞)
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