
まあ、なんだ、物事には旬っていうものがあってだね。
ちょっと油断してると旬の時期というのは過ぎる。
旬でないものは、即ち粋でないっていうことなんだ。
ってことで今日書くのは粋な文章じゃない。
何の話題かと言うと、オリンピックの競泳の話。
水着問題。
そう。スピード製の水着は速いんだぜぃ!って話。
サラっといくよ。
どうやらスピードの水着は今までの水着を着て泳いだ時よりも2秒くらい速いらしい。
2秒?ごめん、数字は覚えてない。
でもとにかく、スピードの水着だと圧倒的に有利で、最近の大会だとそれ着てる選手が好タイムバンバン叩き出してるってね。
まあ日本もスピードの水着にすりゃいいんだ。
たぶんそうするんだろうけど、万が一劣った水着を着用せざるを得ないっていう状況になったら、俺は日本のオリンピック協会とか水泳連盟とか解体されてしまえ!って思うね。
だって、選手が勝てる状態を作ることよりも、企業が利益を生み出せる状態を維持することを重視するってことでしょ?
日本のメーカーは日本水泳を黎明期から支えてきただって?
ならばもう支えきれなくなったってことだ。それだけ。
スポーツは実力の世界。だからこそ美しい。
メーカーとのコネとかいう醜いものをチラつかせないでよね。
と、まあ日本は一番いい水着を選んで実力を存分に発揮すればいいと思う。
いいと思うんだけど、ここで矛盾。
スポーツは実力の世界。
実力で勝負すべきなのに、水着でタイムが2秒変わる。
2秒ってこれ、すごいタイムだよ。
水着で縮めたタイムで勝負に勝つ。
・・・?
これって猛烈に間違ってない?
もはや選手同士の戦いではなくなってる。
むしろメーカー同士の戦いになってない?
どちらが優れた素材を開発できるかっていう。
技術っていうのはさー、果てしないよ。
これからも水の抵抗いじっただけで圧倒的に速く泳げる水着が開発されると思うよ。
サッカーでスパイクを軽くするとか、そういうのとは次元が違う。
実力で埋めることの出来ないほどの優位を水着によって得られてしまうというのは、フェアプレイ精神に則ればそれは「反則」なのではないか?
僕には薬物使用との違いがよく分からない。
選手は全員全裸でいい。
実力で勝負しなさい。
それが嫌なら全員同じ素材の水着で。これは果たして極論か?
全裸でみんな同じスキー板(笑)
水泳は世界記録がけっこー出るから面白い。だから良いと思う。
だって陸上競技で世界記録出すって、これはなかなかないことだぜ。オリンピックで出ることなんかほぼ皆無。でたらそりゃ「地球に生まれてよかったー」って叫びたくもなっちゃうよ。
イジンバエワは化け物ってこった。
ありがとう。反論コメントが一番嬉しい。
世界記録が出るのは面白いけど、
そのために水着の機能向上を競い合うっていうのは本末転倒だと思う。
よく知らないけど、例えばスキー板の違いっていうのは今のところ、ミニ四駆で言う所のレブチューンモーター(ストレートに強い)とトルクチューンモーター(コーナーに強い)との違いみたいなものじゃない?
要は選手の滑走スタイルや向き不向きとかに合わせた性能の違いに留まってるんじゃないかな。
でも仮にスキー板の性能が、レブチューンモーターとハイパーダッシュモーター(めちゃめちゃ速い)くらいの違いが出るようになるなら、考えた方がいいと思う。
スポーツ選手はやっぱり同じ土俵で勝負するべきだし、そもそもスポーツってそういうものじゃなかったけ?って思うんだよ。
だからこそ、今競泳で行われてる「いかに高い土俵に上るか」っていうことを主眼に置いた水着の技術競争にすごく疑問を感じるわけ。