だりゅんのXXX

最近の(・∀・)イイ!!を気の赴くままに。

オフショア開発

2007-02-05 | ドナドナ
日経の記事によると、日立やNECなどの大手が中国での開発の規模拡大するみたいです。

自分の過去の経験からすると、単純に単金が安いからという理由のみで海外発注すると、まず間違いなく失敗(結局日本で直して、トータルで赤くなる)すると思います。

一番難しいのはやはり意志の疎通なんですよね。それは日本人相手でも同じ。設計終わったから、じゃよろしく、ってな感じで渡すとまず間違いなく設計と違うものが出来てしまいます。

これって、設計したものを全て設計書に落とし込めれば、意識ずれはなくなるハズなのですが、でもやっぱりそうではないし。そもそも完璧な設計書が作れる人なんて100人中何人もいない訳で。(高いお金払えば居ないことは無いですが、集めるのがそもそも大変なことと、それで結局足が出てしまうジレンマに陥るし)

分散開発の本質的な難しさというか、意志伝達の本質的な難しさなのか。

その辺のコミュニケーションギャップを埋めるには、設計の段階から後工程の人間が、ある程度の人数は参画している必要があると思います。

ということでブリッジSEを何人も呼ぶと、その滞在費用とかはこちらからの持ち出しになる訳なので、なかなかトータルで浮かないんですよね。

難しい。

NECや日立はこの辺の課題をどのようにクリアしようとしてるのか気になりますね。(あまり現場を見ていない上層部がぶち挙げた目標でないことを祈ります)


やはり自分的にはコミュニケーションギャップのリスクを減らすためにもちゃんとやってくれる日本のソフトハウスと組むのが一番安全な気がしています。そのフェーズでは足が出ても、試験やリリース後の維持管理のフェーズも考えたときに、トータルコストが下がるのが見込める訳で。

でもまた海外発注目標何%っていうオーダーが上から降って来るんだろうな...orz

3 コメント

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Unknown (しん)
2007-02-05 22:42:59
意思の疎通もそうなんですが文化?の違いも影響ありますよね。
残業とかしないし納期もあまり守ろうとしない。
コストは安いけどやっぱり最終的には国内のほうが安全だと思いますよ。
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Unknown (だりゅん)
2007-02-06 23:50:41
しん様>

仰るとおり、確かに文化の違いは大きいですね。
向こうのオフィスに行くと18時ぐらいで、日本人以外は
誰もいなくなりますし。お役所のノリですね。

特定の会社に資本を入れて、5年・10年のスパンで文化を変えるぐらい
の意気込みが必要なのかもですね。

でも転職が多いので、人が根づかないジレンマが...


そこまでやるだけのメリットは自分には分からないので、
自分が決めれるならやはり国内だと思いますよ。
良いところと末永くおつきあいしたいものです。
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待機中 (みぃ)
2007-02-16 02:08:47
今の部署は別の理由で国内しかありえませんけどね。
国内でも使える人をどれだけ集められるかと言うのもあります。
良い所と付き合いを維持できる程、継続的に仕事を回せることも条件ですねぇ。
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