だりゅんのXXX

最近の(・∀・)イイ!!を気の赴くままに。

私は美人

2006-01-04 | 
酒井順子の新刊が出ていたので、読んでみました。私は美人は色々なシチュエーションに存在する「美人」について解説しています。

相変わらず酒井順子は鋭い観察眼の元、軽快な筆致が読んでいて楽しいですね。

負け犬の遠吠えを読んで以来、すっかりファンになってしまって、本屋にある本は一通り読んでしまいました。少子の様な重いテーマでも、読者を重くさせずにしてくれるのが酒井順子の良い所です。

エッセイや評論を読むのは元々好きなのですが、自分の中では香山リカや栗本薫などを既に超えて、女性作家の中ではここ数年の中で一番のお気に入りです。

お勧め。


ついでに、最近亡くなって、本屋で追悼記念コーナーができていた、ドラッカーのドラッカー365の金言を読んでみました。今までのドラッカーの著作から、示唆に富んだ言葉を抜き出して1日1ページで1年365日で構成されています。

今までドラッカーは名前だけは知っていたのですが、まともに読んだことが無く(週間東洋経済のドラッカーの欄ぐらい)なので、入門的な本だし良い機会だと思って読んでみたのですが、いや、なかなか良いことを言いますね。また、欄外のACTION POINTが中々本質を突いた設問も多く良い感じです(このACTION POINTはこの本の編者が書いている様ですが)。

ただ、内容がてんこ盛りすぎて、消化に時間がかなりかかるだろう事と、やはり言葉を切り出して編集したものではなく、元の著作も読むべきであろうという2点を除けば、読み返せば読み返すほど味が出てくると思われます。

お勧め。