電源供給は、パワー・コンデショナー/ディストリビューターで

2021-11-26 17:31:37 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

もう晩秋ですから、時間は少し早いのですが、”こんばんは”の挨拶です。

 

オーディオ機器への電源供給、本当は壁コンセントからの直結が良いのですが、複数の機器があって、これが不可能です。

 

ですから何らかの電源分配器が必要で、以前は鋳鉄製のタップと呼ばれる、複数の差し込み口が付いている、いわゆる延長コード的なものを使っていました。

 

ただし、一般家庭が生活家電などで使用する通常の民生品ではなく、一応は、オーディオ専用品として販売されているものです。

この分野でも多数のメーカーから、様々な形状や・色々な特徴を持った多くの製品が出されております。選ぶのに迷ってしまいますが、グレード(価格)の線引きは明確にあります。

 

そして、例のように自分では1万円程度の普及品を選びました。購入先はプロケーブル社です。

入手してから数年間、このタップを使用してきて、特に不満はありませんでした。

 

しかし、少しずつ機器が増えてきて、差し込み口数が足りなくなり、改めてタップを買い直す必要が出てきました。

また、性能的に不満は無いながらも、電源回りのアップグレードを少しづつ考えていて、低コストでノイズの低減ができるものはないかと、2年ほど前から検討を進めていました。

 

そして、思い出したのが、米国のファーマンという会社から出ている比較的低価格の製品で、PST-2+6という延長コード(タップ)を持っていたことです。

ファーマンではこの製品をパワーコンデショナーと呼んでいます。

雷による瞬電保護回路や電波ノイズフィルターがこの製品に組み込まれていて、このタップを通すことによって、電源(電流)がクリーンになるのだそうです。

 

実際に使ってみての感想は、…特別なものは何も感じられない、というものです。

 

何かをコンデショニングしたという効果は、特段実感することは出来ませんでした。

 

それよりも、コードが固くて取り回しずらい、コンセントに差し込むプラグ部が3Pの独特の形状をしていて差し込みづらい、造りの雑さのせいでケーブルの差し込みがしづらい、形状が平たく幅広いので設置に場所を取るなど、幾つかの使いづらさが重なって、わずかな期間で使うのを止めてしまいました。

 

ファーマンには、同じような価格帯に、SS-6Bという製品を出していまして、こちらはパワーディストリビューターと呼んでいます。

SS-6BもPST-2+6と同じように、二つのフィルターを内蔵しています。

 

しかしこちらは電源分配器といい、あちらは電源整流器といい、ファーマンでは区別しているのです。

しかしその違いは良く分かりませんでした。

PST-2+6を選んだのは、少しだけ高かったのでフィルターの効果が少しでも高いかもしれないと思ったからです。

 

それで、出来るだけ低価格でそれなりの性能を持った製品はないかと、あれこれ探しますが、適当なものは見当たりません。

 

純粋なオーディオタップでも高額なものは沢山あり、音響的にも良い可能性はありますが、求めているのはタップによる音質の変化ではなく、最低限のこと(ある程度のノイズ除去)を寡黙のうちにやってくれる縁の下の力持ち的な存在です。

 

そうこうするうち、またファーマンに戻ってきてしまいます。というのは、ファーマンは電源回りの専業メーカーだからです。改めて探せば何か見つかるかもしれないと。そう思っていたら、PST-6というタップが販売されているのが分かり、値段も高くはありませんでした。PST-6にも2つのフィルターが内蔵されています。

さらに探すと、PST-8Dというタップが販売されていて、この製品のフィルターはPST-6よりも性能が良いような説明がされています。

 

値段的には高くなりますが、許容範囲です。

神社のおみくじ筒のような形(八角形ですが)が独特ですが、外装の色合いは高級なオーディオ用電源タップのようで気に入りました。

 

ですがこのタップ、長さが50センチもある大型の製品です。

実際、部屋に置くとなると、かなりジャマになることが想像できます。

 

どうしたものかと思案していますと、PA用ラックに収納するような平たい形状をしたタイプの製品で、このPST-8Dと同じフィルターを内蔵しているものがあることが分りました。

 

これは厚みが無く、幅が通常規格のオーディオ製品と同じ、奥行も極端に長くないことから、他のオーディオ機器と同じように、オーディオラックに乗せることが出来ます。

これなら部屋のジャマになりません。値段はPST-8Dからさらに上がりますが、安く販売しているお店がありこれにすることに決めました。

 

PL-8Cという品番で、ラックに取り付ける耳(マウント金具)が付いています。見た目が如何にも業務用といった風体なので、あまり好みではありませんが、仕方がありません。

 

それと、このラックタイプの有利な点は、沢山の差し込み口があることで、オーディオ機器が増えて行っても余裕で対応可能であること(総W数の制限はあります)、オーディオラックに乗せることになるので、床にベタっと電源ケーブルがごちゃごちゃと並ぶことが無くなり、綺麗な配線が実現できそうなことです。

むしろ積極的に選ぶべきだと考えました。そして高性能なフィルターによる何らかの効果も期待できそうです。

 

で、実際にこの手の製品を導入するのは、実は比較的最近のこと。

買おうと買おうと思っているうち、値段が上がってしまい、出来るだけ安く入手するルートを探していたら、随分時間が経ってしまったということです。

 

具体的な製品についての投稿は、近いうちにしようと思います。

 

では、これで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。

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