FOCAL Chorus 826E

2022-05-01 08:03:19 | 音響機材/音楽再生

Uさん、おはようございます。

 

連休前半の最後の日曜日。

出掛けるつもりでしたが、天気が今一つです。

 

風景撮影も兼ねての外出を予定していましたから、見合わせます。

やはりこの時期は、晴れてスカッと抜けるような青空を背景にしたいですからね。

 

さて、タイトルのスピーカー。

入れ替えのため、移動させました。

今は、身内の家に預けています。

 

上手く鳴らないのが悩みでした。

アンプやDACの交換を進めていますが、出音を決めるスピーカーに問題があるような気がして交換してみることにしたのです。

 

恐らく、スピーカーの大きさに対し、鑑賞スペースが狭すぎるのだと思います。

もう少しユニットの数も少なく、背の低いスピーカーにして、鑑賞距離とスピーカーのサイズの関係を検証します。

 

重量は25.8㎏あります。

2階から階下に下すのに非常に苦労しました。

 

一人で抱きかかえるようにして折り返し階段を一歩づつステップを踏みながら下りました。

途中、腕や腰がやられそうになりました。

やっとの思いで車に積み込み、また移動先で2階へ運びました。

 

今迄は、30Kgまでならスピーカーは何とかなると考えていました。

が、自分のように頻繁に機材を入れ替える人間にとっては、スピーカーは20㎏までが限界のようです。

 

オマケに、トールボーイですから仕舞う場所も限られます。

屋根裏とかに入れておくことが出来ない。

 

売り払うときも、オークション経由はハードルが高くなりました。

元箱が無いことが多いため、梱包をどうするかという問題があります。

スピーカーを運ばない業者もあります。直接取引きは高く売れない。

 

中古販売店に出すと、手放す値段は低くなります。

楽ではありますが。

 

頻繁に売り買いしますから、差額の積み上げてが効いてきて、経済的に苦しくなります。

だから、出来るだけ高額で手放せるオークションが望ましいのです。

 

ブックシェルフタイプには抵抗があります。

トレードが難しくても、やはりトールボーイを選びます。

 

売却差額を出来るだけ少なく、と考えると、人気のある例えばB&Wの中古品、(売却損が少なくなる)が望ましいのでしょう。

出音が気に入るかどうかは別ですが。

 

重量20Kg以下の壁が出来ましたから、B&Wの800シリーズを選ぶことは出来なくなりました。

805以外のトールボーイタイプは軒並み30Kgを超えます。

 

古いタイプ(ノーチラスとか800S)でも良い、一度ぐらいは800シリーズを手に入れて見たかったのですが、無理ですね。

残念ですが仕方がありません。

 

さて、随分話しが飛びましたが、826E。

 

日本専用モデルで全国で125台しか販売されていません。

125台もあるという見方も出来まして、アバックなどではわりかし良く出てきます。

 

実品は、中古の安物ですから、本当にあちこちが傷だらけです。スパイクネジが一本断裂しています。

スパイクを全本抜いて、ベースプレート置きして使っていますから、それでも問題はありません。

 

以前にも書きましたが、本当は一つ下の816モデルが欲しかったのです。

が、出物がなく、これにしたのです。

 

この個体は、オークションで入手しました。

すると、残念なことに、826Eの落札後に、間もなくして816の未使用品が出品されました。

神様の意地悪です。

 

で、堂々とした体躯をしている826E。

上位モデルのコーンを使っていたりと、あちこちに特別仕様の造りこみがあります。

ピアノブラックが美しいです。造りは良いです。

 

フォーカルのエントリー・ミドルクラスのモデルは、バランスの良い、自然な出音が特徴です。

826Eも同様に、癖のない出音です。主張するところはありません。

 

前面に立派なバスレフポートが付いていますし、ウーハーも2つ付いていますが、低音が余り出ません。

少し回り込んで部屋の隅に行きますと、ボーボーとした響きは感じますから、低音が出ていることは出ているのでしょう。

直接感じられないだけです。

 

アルミ製の逆ドーム型ツィーターは、金属(アルミ)臭い音がほとんどしません。

曲によっては、少しキツさを感じるところもありますが、まれなことです。

 

B&Wのアルミ臭さを知っているものとしては、この点は評価できます。

その分、再生帯域は狭くなっています。

 

スピーカー端子は、フォーカルらしくシングルです。

バイワイヤー等は出来ません。

Dynaudioとvienna acosticsと同じ考えのようで、内部のネットワークに自信があるのでしょう。

 

これはこれで潔いですし、バイワイヤー用にケーブルを準備しなくて良いため、却ってありがたいです。

端子は斜め上向きに付いています。取付け・取り外しが楽で良いです。

 

しっかりとしてベースプレートが付いており、重量もそれなりあるため、地震の揺れに強いです。

これは大事なポイント、利点です。重いのは困りますが良いこともあります。

 

SopraN2の音が素晴らしいと感じています。

826Eの出音も、素晴らしい音が出るソプラのその延長線上にあるのではと期待しました。

特別モデルとして、上位機のコーンを使っているからです。

 

が、上記のとおり、ごく普通の音です。Sopraのような優美な音は出ません。

そして嫌な音は出ませんが、個性というものも感じられません。

 

また、上で書いたとおり、低音が余り出ません。

調べてみたら下は45HZからでした。

 

結構高いところにあります。

どおりで出ないわけです。

 

ソプラに近い音は、最低でも一つ下のカンタで無ければ出ないでしょう。

ARIAでも無理です。

 

後は40周年モデルとか、ELECTRA、UTOPIAのようなベリリウムを使っている上級機ですね。

音は良くても、皆重いものばかりですから諦めています。

 

移動をした826Eをどうするかという問題があります。

手放しても良いが、日本に125台しかない機材で、希少性があります。

 

限定品に弱い自分としては、今、手放してよいものか悩みどころです。

将来、システム全体の性能が上がって、826Eを上手く鳴らせるときがくるかもしれません。

暫くあれこれスピーカーを入れ替えてみて、これで決まりだという機種が出てきたら、その時どうするか考えます。

 

では一旦失礼します。

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