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douce vie

現代アートを中心に、色々と考えた事とかを日々綴っています。主に関西の展覧会の感想なども書いております。

道具を使う

2005-02-10 | 雑記
我が家のスプーンやフォークやナイフにはもれなくJALやANAの文字がついていた。
(これ、公表しても良いのかな、ちょっとどきどき)
つまり飛行機の機内食用のカトラリーをパクったものだったのだ。
母親が30年くらい前に旅行した際に、こつこつと持って帰ってたらしい。
(時効だ。30年も経てば絶対、時効だ。という事にしとこう)
で、それを何の疑問もなく使ってきた。
どんなカトラリーでも別に違いはない、と思っていた。

自分で食器やカトラリーを買うようになった時も、
とりあえず、安いもので揃えた。
でも、ちょっとずつ良いものを使ってみたくて、
柳宗理のスープスプーンを買ってみた。

使ってみた。

違う。これは違う。

程よく深さがあるので、ちょうどいい一口分。
ゆるやかな三角形が口に運ぶと食べやすい形とわかる。
全く口からこぼさずにスープが飲める。(いつもはこぼしていたのか!)

良い道具とはこういうものだったのか。
これがデザインの力なんだなあ。
もう普通のスプーン(100円)は使えないかも。
そして、他のものも集めてしまうかも。

勘違い

2005-02-03 | 雑記
友人の話。

ある映画を見たけど、さっぱりわからなかったと言う。
人間関係が把握できず、ストーリーも掴めなかった為、
一緒に見ていた姉に散々聞いて、ようやくなんとなくわかりかけて来た時には
もうラストのクライマックスのシーンだった、とか。

激しい戦闘シーン。
倒れた主人公に男がとどめを刺すかのように胸部を圧迫している。
あれ、この二人って味方じゃなかったっけ。
なんで、こんな風に殴っているんだろう。
友人は悩んだ。
おかしいなあ。ああ、だめだ、私にはこんな映画わからない。
あきらめたものの一応、姉におそるおそる聞いてみた。
「この二人何してるの?味方じゃなかったの?」

姉は答えた。

「味方だから心臓マッサージしてるんでしょ」

......

これはあまりにも極端な話だけど、
今まで観てきた映画や読んだ本や、アートやその他もろもろ
勘違いして理解してしまっているものいっぱいあるんだろうなあ。
わからなければ聞く事もできるけど、
わかった、と思ってしまえば、その勘違いのまま。ずっと。
これは結構、怖い事。

お気に入り

2005-02-01 | 雑記
私が甘い生活を過ごす為に何より大切なのは好きなものを探す事。
これが結構、大変なのだ。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。
そうやって選り分けて、様々な情報や出来事から、好きなものが見つかった時はうれしい。

今日、また一つ好きなものが見つかった。
ローラ・オーウェンスという画家。
とても綺麗な色彩で幻想的。
東京の資生堂ギャラリィで展覧会が始まるんだとか。
見に行きたい。
東京だけと言わず、関西でもやってくれたら良いのにね。
もしくは5月なら東京に行く予定もあるのに。
@GALLERYタグボートを見ていたら、絵がすごく欲しくなったけど、版画に50万は払えません...
せめて画集でも買いたいところ。

それにしても今日は寒かった。
来週は北陸は金沢に行く予定。
もちろん金沢21世紀美術館に行く。日帰りで。
今日よりもっと寒いんだろうな...

寒い朝は

2005-01-31 | 雑記
今日は寒い。
明日はもっと寒いらしい。

寒い朝は起きられなくて辛い。
しかし、今朝はCDプレーヤーにセットした事を全く忘れていたCDが流れた為、びっくりして目が覚めた。ラッキー。
「星の王子様」の朗読。フランス語でね。
朝から大音量でフランス語。
一瞬パニックになった。

私はフランスの子供が一生懸命しゃべってる感じが好きで、
この「星の王子様」も気にいっている。
「羊を描いて」とか「それじゃあ病気の羊だ」とか言っている(多分)ところが
可愛くて可愛くて。
「わんぱくニコラ」の朗読テープもお気に入りだ。
ニコラが可愛い。
帝人のCMで一生懸命しゃべってる女の子も好きだ。

今朝はいつもよりちょっとだけ(ほんとにちょっと5分くらい)早く
目が覚めたから、きちんと切ったパンをトーストして、食べた。
朝食を食べる時、たまにプレヴェールの詩を思い出す。
フランス語の授業で習った。「Dejeuner du matin(朝食)」という詩。
すべて複合過去の文なので、文法のテキストとして適当だったのだろう。

彼はコーヒーをカップについだ。
彼はコーヒーカップにミルクを入れた。
彼はカフェオレに砂糖を入れた。
小さなスプーンで彼はかき回した。

って淡々と続く。
静かな映画見ているみたいな。
感情は一切はさまず「私」が彼の行動を連ねていくのだけど、
悲しみが滲んでいる。
最後、彼が出ていった後、
バタンというドアの音、一人残された「私」、みたいな情景が思い浮かぶ。

なんだかフランスに行きたくなってきた。
でも今の時期、パリはもっと寒いだろうな。
とりあえず、今日より寒い明日の朝、ちゃんと起きなきゃ。

やっぱり薔薇か

2005-01-28 | 雑記
「エロイカより愛をこめて」には番外編がある。
それは「Z-ツェット-」。
少佐の部下の新人Z君が懸命に任務を遂行しようとする話。
本編のエロイカとは違ってほとんどコメディの要素のないハードボイルドな世界。

持ってはいるが、現在、手元にないので、
タイトルが思い出せないのだが、
薔薇が重要なモチーフの話があった。
青薔薇の第一号と言われる「スターリング・シルバー」が事件の鍵を握る。
青薔薇作りに人生を狂わされた男が出てくる。
初めに読んだ時(10年くらい前かなあ)は、別にどうとも思わなかったのだが、
最近、読み返し、本当にこの薔薇が存在する事を知って、改めて凄いなあ、と思った。
ちょっとしたことだけど。
あ、もちろん青薔薇と言っても、真っ青な青ではなく藤色の事。

昨日から、エロイカより愛をこめてもイブの息子たちもエルアルコンも
読み返したくてしょうがないのだけど、全て今、手元にない。
もう一度、購入してしまいそうな勢いだ。持ってるくせに。

愛をこめて

2005-01-27 | 雑記
昨日、BS2で「少女マンガ!〜作者が語る名作の秘密〜」というのをやっていた。
3回シリーズで私が見たのは「エロイカより愛をこめて」青池保子編。
青池保子は大好きな漫画家の一人。
私は70年代の漫画が好きで、青池保子のほか、萩尾望都や山岸涼子、
池田理代子、木原敏江、坂田靖子とか好きだ。
もちろん今でも現役の方々ばかり。

番組は青池保子の半生、
人気マンガ「エロイカより愛をこめて」が生まれた背景、
「エロイカより愛をこめて」の制作の裏、
などが本人のインタビューも交えて構成されていた。

「エロイカより愛をこめて」はなんと説明したら良いんだろう。
ハードなスパイアクションに絢爛豪華な美術品泥棒を足した
抱腹絶倒のコメディーとでも言おうか。とにかく面白い!
NATOの情報部に所属するサド目の黒髪(ここ重要)の「鉄のクラウス」ことエーベルバッハ少佐が
任務遂行(国際的な諜報活動)をしようすると
必ず決まって、美しいものを手に入れる為に美術品を盗み出そうとする金髪巻き毛のエロイカことドリアン伯爵に邪魔をされてしまう。
少佐は伯爵を嫌いながらも(伯爵は少佐が好きなのに)、
なんとなく二人が協力したような形で事件が解決する。

東西冷戦当時の国際情勢を巧みにエンタテインメントにしている。
またスパイ活動と美術品が本当にうまく絡み合った緻密なストーリー展開だし、
各国の情報部のエージェントたちがそれぞれお国柄や文化の特色が
ものすごくうまく描きわけられているのだ。
冷戦終結後、休載していたが、また再開され現在の国際情勢を描かれている。

番組中のインタビューで99%の真実と1%の嘘とおっしゃっていたが、
本当に国際情勢などにリアリティがある。
だからこそエンタテインメントの部分がおもしろい。
こんなストーリーを「机の前でもんもんと考えていたら思い付く」
とさらっとおっしゃっていた。本当に凄い人だ。
一つの作品を描くのに膨大な資料を集めるらしい。
その膨大な真実の資料に、1%の大嘘を加えて、「エロイカより愛をこめて」ができる。

私はこのマンガでドイツ(少佐の母国)が好きになり、
NATOが北大西洋条約機構だということを覚え、
ロシアの情報機関がKGB、アメリカがCIA、イギリスがSISということを覚え、
フェルメール(17世紀オランダの画家)を知り、クラナッハ(16世紀ドイツの画家)を知ったのだった。

最近は、ますますキャラのガタイが良くなってきて、
少佐も含めておっさん度が上がってきたような気がするけど、
もはやおっさんしか登場していないような気もするけど、
それもオッケー。
もうすぐ新刊がでるらしく楽しみだー。

今年の大河ドラマ

2005-01-23 | 雑記
「義経」を第三回目にして初めて見た。
そろそろタッキーがでるかなっていうのと、美輪様が出るらしい、というので。
蝦子さんの大蔵卿も見れた。
わりと普通に良い人そうでしたが。

美輪様が登場した時、さっき見たばかりの「蜘蛛巣城」のもののけかと思った。
演出が似てないか?武蔵の時と同じことにならないと良いけど。
もう一人もののけがいたな。あの人はなんであんなに怖いんだろう。
語りも怖く感じるくらいだ。白石加代子。

去年は日曜八時と言えば、テレビの前にかじりついていたけれど、今年は無理そう。
しみじみと三谷幸喜のすごさを噛み締めただけだった。
キャストもタッキー一人で香取慎吾と山本耕史と堺雅人と藤原竜也とオダギリジョーと中村勘太郎と佐藤浩市をカバーは出来ないし。
去年は本っ当に豪華だったもんなあ。
そういえば上戸彩は、てっきり静御前だと思ってたのに違うのね。

美術品泥棒のすすめ

2005-01-20 | 雑記
何を盗むって美術品を盗むほどゴージャスでわくわくするものはない。
アルセーヌルパンシリーズや漫画なら「エロイカより愛をこめて」が好きだ。
森博嗣のVシリーズも良い感じだった。
大体、美術品泥棒には犯人に暗い生活環境や怨恨なんかがないし、
犯人の美意識と無駄に大掛かりなトリックで魅せてくれる。

何が言いたいのかというと、今日の「富豪刑事」はイマイチだった。
もうちょっとさ、怪盗Xとの息詰まるやりとりとかがあっても良いのでは。
このままフカキョンを鑑賞するだけのドラマになりそうだ。
1回ぐらいミッチーが出てくれたら良いなあ。

妄想全開

2005-01-19 | 雑記
森茉莉「甘い蜜の部屋」絶賛読書中と書き続け一週間ほど経過。
ようやく第二部読了。でもまだ半分。次の土日でキメたいところ。
これ、漫画や映画だったらどんなだろう、と考えるのがマイブーム。

漫画だとまず中村明日美子の絵が思い浮かぶ。
この濃密で官能的な空気をうまく描くような気がする。
サディズムをストイックに抑え込んだアレキサンドォルなんて
「コペルニクスの呼吸」のサーカス団長をちょっと彷佛させる。
(あくまでヴィジュアル的に)
モイラの茫とした感じもある。
ただ必要以上に官能的になる可能性あり。
萩尾望都の昔の絵も良いなあ。「ポーの一族」のエドガーのように
悪魔の叡智が少年の無垢さで覆われた感じ。
木原敏江の絵でも見てみたいけど、この人の描く女性は現実的すぎる。
モイラが男性なら「摩利と新吾」の翳にちょっと似るかもしれない。

映画は難しい。
この濃密で官能的な空気。さらにガーリーなセンスも必要。
前半はクリアできてもガーリーがね。
でもどうしても必要だと思う、ガーリーさ。乙女心と言い換えても可。
この究極に難しいと思われるモイラができる女優がいるかな。
少し奥菜恵のイメージがあるのだけれど。
林作はなんかもう田村正和で脳内変換されているんですけど。
孝夫時代の仁左衛門も良いかも。
ピータアとドゥミトゥリィはロシア人という難しい縛りがある。
文章からはスラブよりラテンの血を感じるのだけど。
人種的なものを抜きにするとピータアはオダギリジョーあたりかな。
ドゥミトゥリィはまだ本性を見せてないと思われる為、保留。
守安もまだキャラを掴めていない為、保留。
柴田もしくは御包にぴったりの女優の顔が思い浮かぶが、名前思い出せず。

最後まで読んだら、もう一度考えようっと。
こんな事考えて一人で楽しくなっている。暗い。


(1月22日読了の為、追記。)
最後まで読むとモイラがますます魔性を見せた為、奥菜恵ではない気が。
広田レオナが頭に浮かんだ。(今は年齢がちょっとアレだけど)
守安は堺雅人が浮かぶ。「新選組!」の山南さんしか知らないが。
ドゥミトゥリイは最後までわからなかった。
というか、最後までキャラクタが把握できなかった。
全編通して出ている割にはキャラが弱くないか。

ロザリアン

2005-01-11 | 雑記
昨日の「青いバラ」を読む際に常に隣に置いていたのが「決定版 バラ図鑑」。
文章中に出てくる品種名をすかさずチェック。9割くらいは載っていた。
値段が税別で3300円と高かったのだけれども、”決定版”と銘打つだけあって
素晴らしい写真と解説。品種も原種からモダンローズまで系統毎に豊富に掲載。

家の近くの薔薇園で名前を覚えて帰ってこの図鑑で調べたりもする。
また薔薇の育て方も載っているので、まったく植物を育てた事もないくせに
いつの日か庭付きの家に住む事が出来たら、これとこれを植えたいなあ、とか妄想も出来る。
休日、一人でうきうきと図鑑を眺めながら、妄想してる自分は、ちょっとどうかとは思うけど。

薔薇が好きで、薔薇グッズもどんどん増えていく。
薔薇の財布、定期入れ、鞄、ポーチ、服、ハンカチ、
指輪、腕輪、ネックレス、鏡、
マグカップ、お皿、コースター、
カーテン、トイレカバー、クリアファイル、書類保存箱、
中井英夫の本。
さらに、冷蔵庫、テレビ、電子レンジ、携帯には薔薇のシールが貼ってある。

近い将来、鉢植えのミニチュアローズをベランダで育てたい。
年々、薔薇の深みにはまっていく気がしてならない。