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【131】東福寺  京都 伏見

2008年07月23日 | 【 京都の古刹 】
【131】東福寺  京都 伏見

住所 京都市東山区本町15-778
宗派 臨済宗東福寺派大本山
山号 慧日山
開山 聖一国師(弁円)
本尊 釈迦如来

国宝 門、絹本著色無準師範像一幅 無準師範墨蹟 一幅 宋版太平御覧、宋刊本義楚六帖 禅院額字并
重文 鐘楼、禅堂、月下門、東司、浴室、常楽庵 仁王門、六波羅門、十三重塔、偃月橋 木造大明国師坐像(秘仏)

 多くの塔頭がある広い境内に、禅宗の美しい庭園、新緑の世界と紅葉の世界を結ぶ通天橋の庭園、大きな本堂、禅堂、三門が広がる大伽藍に感動を覚えます。鎌倉の臨済宗寺院と違った、優雅さのある京都らしい禅寺です。境内の広さは、足の疲れが知っております。

塔頭とは

 元々塔頭は、高僧の墓所として弟子が院を造営したのが始まりです。弟子が師を弔う場から門派の拠点となり、本山を取り仕切る最高位の僧となるべく門派の勢力争いが始まるのです。武将の菩提を弔うために院を建立したり、幕府や大名と結びつき権力を持つ院が出現して精神と修行の宗教の場が、政治の場へと変貌していく。各塔頭が地方に末寺を持ち、下級武士へも墓所とさせ集金システムを確立させていった。

 この塔頭のシステムが、仏教を葬式仏教化させ、末寺からの上納システムを形成させ経営と権力、政治の仏教とさせた元凶だと思われます。





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