
1839~97
イラン出身の近世イスラームの思想家(自らはアフガン人と称した〈アフガーニー〉)。
列強による植民地化が進む中、広くイスラーム世界やヨーロッパを遍歴し、イスラーム国家の近代的改革とヨーロッパの侵略に対抗するパン=イスラーム主義を提唱した。また、多くの弟子を育て、イスラーム諸国の立憲的改革や民族運動に多大な影響を与えた。エジプトでアラービーの反乱、イランでタバコ・ボイコット運動が起こるなど、ムスリム一般の政治意識を活性化させた功労者とされる。のちオスマントルコの政治顧問となった。
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