天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよをとめの姿 しばしとどめむ
あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよをとめのすがた しばしとどめむ

僧正遍昭 坊主
現代訳
空吹く風よ、雲の中にあるという(天に通じる)道を吹いて閉じてくれないか。(天に帰っていく)乙女たちの姿を、しばらくここに引き留めておきたいから。
僧正遍昭(そうじょうへんじょう)の紹介
遍昭(へんじょう、弘仁7年(816年) - 寛平2年1月19日(890年2月12日))は、平安時代前期の僧・歌人。俗名は良岑 宗貞(よしみね の むねさだ)。桓武天皇の子である大納言・良岑安世の八男。母は光孝天皇の乳母とする説がある。子に素性法師がいる。六歌仙および三十六歌仙の一人。官位は従五位上・左近衛少将。花山僧正とも号す。小倉百人一首などでは僧正遍昭。
天つ風 くふをし
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