
イスラムの国家と経済
ウマイヤ朝からアッバース朝にかけての時期は、政府が貨幣と現物で租税を徴収し、官僚や軍人に現金の俸給を支給するアター制が行われたが《「アター制」の〈ア〉は「アッバース朝」の〈ア〉!》、カリフの権力の衰えとともに税収入が減ったため、9世紀にブワイフ朝が俸級額(アタ―)に見合う金額を徴収できる土地の徴税権を軍人に与え直接徴税させるイクター制を創始。《「ブワイフ朝」で創始され、「セルジューク朝」に受け継がれた徴税権を与える制度は、「ブワイフ」の〈イ〉と「セルジューク」の〈ク〉、「徴税権(right of taxation)」の〈タ(ta)〉をもつ「イクター制」!》。
この制度がセルジューク朝のニザーム=アルムルクによってさらに整備され、以後エジプトのマムルーク朝にも採用され、オスマン=トルコでティマール制に発展した《オスマン=トルコとティマール制は「マ」つながり》。
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