5世紀中頃、アフガニスタン東北部から勃興し、中央アジアで活躍した遊牧民族〈「中」の字に「エ」、「央」に「フ」〉。イラン系と思われる。中国では白匈奴 と呼ばれた。アム川上流のトハリスターンを中心に、東西トルキスタンや西北インドに勢力をふるった。6世紀初めには、北は鉄勒、東はホータン、西はササン朝ペルシア、南はインドに至る大帝国となり、モンゴル高原の柔然と手を結び、中国の絹を入手して西方に販売するなど、東西貿易の要路を押えて栄え、6世紀初頭にはインドのグプタ朝に侵入。しかし、557年、突厥と結んだササン朝ペルシアのホスロー1世に滅ぼされた。
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