飛躍しタカジ侮れん。
(高峰譲吉(じょうきち))(タカジアスターゼ)(アドレナリン)
[point]
1.薬学の高峰譲吉は、アドレナリンを抽出し、タカジアスターゼを発明した。
[解説]
1.高峰譲吉(1854~1922)は、加賀藩の藩医の家の出。12歳の長崎遊学で西洋科学に目覚め、適塾に学び、数校を経て、工部大学校(後の東京帝大工学部)応用化学科を卒業。グラスゴー大学に3年留学の後に、農商務省に入省。1884年の渡米をきっかけに米人女性と結婚、1890年に再渡米して以後アメリカへ永住。
1894年、小麦麹(こうじ)から消化薬タカジアスターゼを発明する。タカジアスターゼは消化薬として有名になった。さらに1901年に家畜の内臓からアドレナリンを世界で初めて結晶化した。アドレナリンは今日まで最も重要な医薬品の一つである。
〈2013学習院大学・文
一方、綿糸紡績では、(18)〔イ臥雲辰致 ロ高峰譲吉 ハ田中長兵衛 ニ田中久重 ホ豊田佐吉〕の発明したガラ紡が、1877(明治10)年の内国勧業協覧会に出品されて注目をひき、各地に普及することとなった」
(答:イ)〉
〈2004大学入試センター試験追試:「
問2 下線部(b)明治後期の日本の科学は飛躍的な発展を遂げ、世界的な水準に達する研究も発表されるようになったに関して、この時期の出来事として正しいものを、次の1~4のうちから一つ選べ。
1 田中館愛橘は、赤痢菌を発見した。
2 高峰譲吉は、アドレナリンを発見した。
3 湯川秀樹が、ノーベル賞を受賞した。
4 志賀潔は、地磁気の測定で成果をあげた。
(答:2〇 ※1×田中館愛橘は地磁気の測定、3×湯川秀樹は第2次大戦後に受賞、4×志賀潔は赤痢菌の発見)〉
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