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世界史入試問題 大阪大学 2012 2 

2015-01-21 | 入試問題+ゴロ合わせ

【2】 次の文に関連する、以下の問いに答えなさい。 

13世紀初頭、チンギス・ハンのもとに統一された騎馬遊牧民を中核とするモンゴル帝国は、ユーラシアの東西に急速に拡大していった。

この世紀の半ば過ぎまでに、東は(1)朝鮮半島・日本海沿岸から、西はイラン・イラク・アナトリア高原・ウクライナ・ロシアにいたる史上最大の領域を持つ大帝国が形成されていった。

 1260年に即位した五代目の大ハーン、クビライは、モンゴル帝国とそれをめぐる世界に二つの大きな変化をもたらした。

第一はクビライ以後、大元ウルス(元朝)の大ハーンのもとにチンギス・ハンの血統をついだ(2)各地のモンゴル諸政権が連合する形に帝国の性格が変わったことである。

 第二は、14世紀前半にかけて(3)ユーラシアと北アフリカにおいて陸と海とをつなぐ交通ネットワークが形成され、ヒト・モノ・カネ・情報がさかんに行きかうようになったことである。

それには、クビライがユーラシア東方で北の遊牧世界と南の農耕世界を合わせた帝国を形成し、さらに南宋征服後、東南アジアからインド洋へと海上進出をはかっていったことが背景にあった。

世界の一体化は、ヨーロッパ人の大航海時代以前、すでにこの規模にまで進んでいたのである。

問1 下線部(1)「朝鮮半島」へのモンゴルの本格的な侵攻は1231年に開始され、断続的に続いた。

当時、朝鮮半島を支配していた王朝は1259年にモンゴルへの抗戦から服属へと政策を転換し、その王家とモンゴル皇族は通婚関係を結ぶにいたった。

その王朝名を答えなさい。

 また14世紀末にはモンゴルへの服属が解消されたが、その時期の朝鮮半島における政治変動について説明しなさい(70字程度)。

問2 下線部(2)「各地のモンゴル諸政権」のうち、フレグ・ウルス(イル・ハン国)と大元ウルスとの友好関係は際立っていた。

それを背景としてフレグ・ウルスで編纂されたモンゴル帝国および世界各地域の歴史をペルシア語で記した書物(a)、および大元ウルスでイスラーム天文学の影響を受けて作成された暦(b)の名称を答えなさい。

なおこの暦は17世紀の日本で改良され、「貞享暦」として用いられた。

問3 クビライ以後、下線部(3)にある「陸と海とをつなぐ交通ネットワーク」が、どのように形成されたか、またネットワーク上ではどのような人々が交易に活躍したか、どんな通貨が用いられるようになったかについて、下記の四つの用語をすべて使って説明しなさい(150字程度)。

 泉州 海運 大都 ジャムチ

 

 

2

問1 高麗。

中国で明が元を撃退すると、朝鮮半島の宮廷は親元派と親明派が争い混乱した。

倭寇討伐で名を挙げた親明派の李成桂が混乱を収拾し李氏朝鮮を建国した。

問2 (a)集史 (b)授時暦

問3 陸では、南ロシア・西アジアまで支配した元のもとでジャムチと呼ばれる駅伝制が発達した。

ジャムチは大都も通っていたため、大都に西方の情報や文物が集まった。

陸ではソグド人が活躍した。海では、泉州を開港した。東南アジアを支配し海運も発達した。

インド洋と中国をイスラム商人が活躍した。通貨は交鈔が流通した。

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