Text p.329
A. ナチス=ドイツ の強硬姿勢
・a オーストリア併合 1938年3月 ドイツ民族の統合を名目に、軍隊を派遣し併合。
ヴェルサイユ条約およびb サン=ジェルマン条約 で併合を禁止されていた。
・さらにc チェコスロヴァキア に対し、d ズデーテン地方 の割譲を要求。
ドイツ人住が多い地域であった。 → ヨーロッパに緊張はしる。
ヴェルサイユ条約およびb サン=ジェルマン条約 で併合を禁止されていた。
・さらにc チェコスロヴァキア に対し、d ズデーテン地方 の割譲を要求。
ドイツ人住が多い地域であった。 → ヨーロッパに緊張はしる。
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B.イギリスの 宥和政策
・イギリス首相a ネヴィル=チェンバレン はb 宥和政策 をとる。
= 前内閣の方針を引継ぎドイツの強硬な姿勢に譲歩して解決をはかる。 ・1938年9月 c ミュンヘン会談 ズデーテン問題での4カ国会議。 イギリス首相a ネヴィル=チェンバレン フランス首相ダラディエが、 ドイツ総統d ヒトラー 、イタリア首相e ムッソリーニ と会談。 ※当事者であるf チェコスロヴァキア の代表は参加できず。 → イギリス・フランスがドイツのg ズデーテン併合 を承認。 |
![]() c ミュンヘン会談 の4首脳 |
・イギリスの意図:h 社会主義国ソ連の進出を恐れ、ナチス=ドイツとの対決をさける。
→ ドイツ国内ではヒトラーへの賞賛が高まり、ナチス=ドイツの進出を許す。
→ ドイツ国内ではヒトラーへの賞賛が高まり、ナチス=ドイツの進出を許す。
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C.ドイツの侵略開始
・1939年3月ドイツによるa チェコスロヴァキア解体
西半分のベーメン(ボヘミア)・メーレン(モラヴィア)を保護領、スロヴァキアを保護国とする。
・▲さらに、リトアニア西部の メーメル地方 を併合。
・ポーランドに対し、b ダンツィヒ ※の返還とc ポーランド回廊 ※※の陸上通路を要求。
※第1次大戦前はドイツ帝国領であったが、ヴェルサイユ条約で国際連盟管理下の自由市とされていた。
※※ドイツ本国と東プロイセンを結ぶ地域。第1次大戦でポーランド領とされていた。
西半分のベーメン(ボヘミア)・メーレン(モラヴィア)を保護領、スロヴァキアを保護国とする。
・▲さらに、リトアニア西部の メーメル地方 を併合。
・ポーランドに対し、b ダンツィヒ ※の返還とc ポーランド回廊 ※※の陸上通路を要求。
※第1次大戦前はドイツ帝国領であったが、ヴェルサイユ条約で国際連盟管理下の自由市とされていた。
※※ドイツ本国と東プロイセンを結ぶ地域。第1次大戦でポーランド領とされていた。
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・1938年4月 イタリアはd アルバニア を併合。▼
D.宥和政策の転換
・イギリス・フランスが、a 宥和政策 を捨て、軍備拡張を急ぐ。
→ ポーランドとギリシアに対し、安全保障を約束。
→ ポーランド、ドイツの要求を拒否。
・イギリス、フランスはソ連と軍事同盟の交渉にはいる。
→ ポーランドとギリシアに対し、安全保障を約束。
→ ポーランド、ドイツの要求を拒否。
・イギリス、フランスはソ連と軍事同盟の交渉にはいる。
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E 独ソ不可侵条約 の成立
・1939年8月23日 ソ連のa スターリン が、b ヒトラー と締結。
= モロトフ=リッベントロップ条約ともいう。 背景:c ソ連のスターリンは、イギリス・フランスの宥和政策に不信感を持った。 → ファシズムと共産主義が提携したことに世界中が驚く。日本の平沼内閣総辞職。 ・両国のd 秘密議定書 が付帯。= 東ヨーロッパの分割と勢力圏の取り決め。 内容 ドイツとソ連によるd ポーランド分割 。 ソ連のe バルト三国 併合をドイツが承認。 → いずれも第二次世界大戦後にその存在が明らかになる。 ▼ |
![]() E 独ソ不可侵条約 の戯画 |
E 第二次世界大戦の勃発
・a 1939年9月1日 ドイツ軍がb ポーランド侵攻 。「電撃戦」により圧倒。
同 年9月3日 イギリス・フランスがドイツに宣戦。※
同 年9月17日 c ソ連 もb ポーランド侵攻 。
→ ソ連軍、ポーランド人約100万を拘束し、シベリアなどに流刑にする。
・e アメリカ合衆国 は参戦せず(▲f 中立法 は改正。武器輸出は可能にする。)
同 年9月3日 イギリス・フランスがドイツに宣戦。※
同 年9月17日 c ソ連 もb ポーランド侵攻 。
→ ソ連軍、ポーランド人約100万を拘束し、シベリアなどに流刑にする。
・e アメリカ合衆国 は参戦せず(▲f 中立法 は改正。武器輸出は可能にする。)
・参考:奇妙な戦争
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A スターリン体制 下のソ連の東欧侵攻
・1939年9月 ポーランド敗北、独ソでa ポーランド分割 。
同 年11月 b ソ連=フィンランド戦争 → ソ連、国際連盟から除名される。
1940年 ソ連、c バルト三国 を併合。さらに、ルーマニアからベッサラビアを奪う。
同 年 ▲ソ連軍、約1万5千人のポーランド軍将校をソ連に連行し虐殺( カチンの森事件 )。
同 年11月 b ソ連=フィンランド戦争 → ソ連、国際連盟から除名される。
1940年 ソ連、c バルト三国 を併合。さらに、ルーマニアからベッサラビアを奪う。
同 年 ▲ソ連軍、約1万5千人のポーランド軍将校をソ連に連行し虐殺( カチンの森事件 )。
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B 西部戦線 陸上では両陣営のにらみ合い続く。(上述の「奇妙な戦争」)
・1940年4月 ドイツ軍、a デンマーク ・b ノルウェー に侵入占領。
同 年5月10日 ドイツ軍、c オランダ ・d ベルギー に侵攻。
同日、イギリスでチャーチル戦時内閣成立。→6月 英仏軍 ダンケルク から撤退。
同 年6月 フランスに侵攻し、e パリ占領 。
→ ドイツ軍のロンドン空襲開始。
・ドイツ側にf イタリア参戦 。
同 年5月10日 ドイツ軍、c オランダ ・d ベルギー に侵攻。
同日、イギリスでチャーチル戦時内閣成立。→6月 英仏軍 ダンケルク から撤退。
同 年6月 フランスに侵攻し、e パリ占領 。
→ ドイツ軍のロンドン空襲開始。
・ドイツ側にf イタリア参戦 。
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C 英仏の抵抗
・a フランス の敗北。第三共和政崩壊し、b ペタン内閣 が降伏。
→ 北半はドイツに占領され、南半をc ヴィシー政府 (ペタン内閣)が統治。
→ d ド=ゴール らロンドンに亡命、亡命政府(e 自由フランス政府 )を組織。
→ 国内でf レジスタンス 始まる。
→ ロンドン空襲 にたえ、ドイツ軍のイギリス上陸作戦を阻止する。
→ 北アフリカ戦線 で、イタリア・ドイツ連合軍と激戦。
・1941年3月 アメリカ合衆国 f F=ローズヴェルト 大統領三選。
→ g 武器貸与法 を成立させる。
→ イギリス・ソ連・中国など連合国に対し、武器・軍需品の援助をはじめる。
→ 北半はドイツに占領され、南半をc ヴィシー政府 (ペタン内閣)が統治。
→ d ド=ゴール らロンドンに亡命、亡命政府(e 自由フランス政府 )を組織。
→ 国内でf レジスタンス 始まる。
Text p.331
・イギリス、1940年5月にe チャーチル 首相となる。(挙国連立の戦時内閣)→ ロンドン空襲 にたえ、ドイツ軍のイギリス上陸作戦を阻止する。
→ 北アフリカ戦線 で、イタリア・ドイツ連合軍と激戦。
・1941年3月 アメリカ合衆国 f F=ローズヴェルト 大統領三選。
→ g 武器貸与法 を成立させる。
→ イギリス・ソ連・中国など連合国に対し、武器・軍需品の援助をはじめる。
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D ドイツのバルカン侵出 イタリア軍を支援して軍を派遣。
・1941年4月 a ユーゴスラヴィア とギリシアを占領。
→ ドイツ軍、ヨーロッパの過半を支配。
→ ユーゴスラヴィアではb ティトー 指導のc パルチザン による抵抗が始まる。
・ソ連、ドイツのバルカン侵攻に反発。→ 対ドイツ戦にそなえて日本と結ぶ。
1941年4月 d 日ソ中立条約 締結。
= 日本は、アメリカとの対立が深まっており、対米交渉の有利な条件とするのがねらい。
→ ドイツ軍、ヨーロッパの過半を支配。
→ ユーゴスラヴィアではb ティトー 指導のc パルチザン による抵抗が始まる。
・ソ連、ドイツのバルカン侵攻に反発。→ 対ドイツ戦にそなえて日本と結ぶ。
1941年4月 d 日ソ中立条約 締結。
= 日本は、アメリカとの対立が深まっており、対米交渉の有利な条件とするのがねらい。
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A 独ソ戦の開始
・1941年6月 ドイツa 独ソ不可侵条約 を破棄し、ソ連に宣戦。
→ イタリア・ルーマニア・フィンランドと共に侵入。→ 年末にモスクワに迫る。
1941年7月 b 英ソ軍事同盟 成立。イギリス・フランス・ソ連の連携始まる。
・1941年8月 F=ローズヴェルトとチャーチル c 大西洋憲章 発表。(後出)
→ ファシズムに対抗する国際連帯を呼びけ、戦後の国際平和構想を提唱。
→ 1943年 ソ連、d コミンテルン 解散。英仏への協力姿勢を示す。
→ イタリア・ルーマニア・フィンランドと共に侵入。→ 年末にモスクワに迫る。
1941年7月 b 英ソ軍事同盟 成立。イギリス・フランス・ソ連の連携始まる。
・1941年8月 F=ローズヴェルトとチャーチル c 大西洋憲章 発表。(後出)
→ ファシズムに対抗する国際連帯を呼びけ、戦後の国際平和構想を提唱。
→ 1943年 ソ連、d コミンテルン 解散。英仏への協力姿勢を示す。
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Text p.332
B 戦争の長期化
・ドイツ、占領地から資源・食料・労働力を奪い、ドイツに連行、強制労働につかせる。
→ 支配地域への人種主義政策の強制。占領地でのa ユダヤ人 迫害を強化( ホロコースト )。
・1942年1月 ドイツ首脳のヴァンゼー会議で、ユダヤ人対策を決定。
→ ポーランドのb アウシュヴィッツ などのc 強制収容所 での大量殺害。
・ドイツ支配に対するd レジスタンス と武装抵抗運動(e パルチザン )が展開される。
→ 支配地域への人種主義政策の強制。占領地でのa ユダヤ人 迫害を強化( ホロコースト )。
・1942年1月 ドイツ首脳のヴァンゼー会議で、ユダヤ人対策を決定。
→ ポーランドのb アウシュヴィッツ などのc 強制収容所 での大量殺害。
・ドイツ支配に対するd レジスタンス と武装抵抗運動(e パルチザン )が展開される。
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・アジア、太平洋の戦争
A 日本のインドシナ進駐 日中戦争の長期化 →日本経済を圧迫→ 南方進出論強まる。
・フランスの敗北 → 援蒋ルートの遮断をねらう日本軍、インドシナ侵出を実行。
・1940年9月 日本軍、a フランス領インドシナ北部 (北部仏印)に進駐
同 年9月 三国防共協定をb 日独伊三国同盟 に発展させる。
1941年4月 c 日ソ中立条約 締結。
← 日本は北方の安全を確保して、南進と対アメリカ戦に備える。
ソ連は、バルカンに進出したドイツとの戦争に備え、東方の安全を確保する。
・1941年7月 日本軍、d 仏領インドシナ南部 (南部仏印)に進駐。
→ イギリス、アメリカとの対立が深刻となる。
・アメリカ、日本への経済的圧迫強める(39年、 日米通商航海条約の破棄 を通告)。
→ 41年3月 g 武器貸与法 により、イギリス・ソ連・中国など支援。
41年8月 日本への石油輸出禁止。
→ 日本はアメリカ・イギリス・中国・オランダによる包囲網=e ABCDライン として反発。
・1940年9月 日本軍、a フランス領インドシナ北部 (北部仏印)に進駐
同 年9月 三国防共協定をb 日独伊三国同盟 に発展させる。
1941年4月 c 日ソ中立条約 締結。
← 日本は北方の安全を確保して、南進と対アメリカ戦に備える。
ソ連は、バルカンに進出したドイツとの戦争に備え、東方の安全を確保する。
・1941年7月 日本軍、d 仏領インドシナ南部 (南部仏印)に進駐。
→ イギリス、アメリカとの対立が深刻となる。
・アメリカ、日本への経済的圧迫強める(39年、 日米通商航海条約の破棄 を通告)。
→ 41年3月 g 武器貸与法 により、イギリス・ソ連・中国など支援。
41年8月 日本への石油輸出禁止。
→ 日本はアメリカ・イギリス・中国・オランダによる包囲網=e ABCDライン として反発。
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B 太平洋戦争 a 1941年12月8日 日本軍、ハワイのb 真珠湾 を奇襲。
・同時に、c マレー に上陸し、アメリカ・イギリスに宣戦布告。
→ ドイツ・イタリアが三国同盟に基づきd 対米宣戦 。e アメリカ参戦 。
・開戦の意味
f ヨーロッパとアジアの戦争が結びつき、アメリカが参戦し実質的な世界戦争に転換した。
・日本軍、f 香港 攻略、イギリス軍を撃退。
1942年1月 g フィリピン 侵攻、マニラを占領 → アメリカ軍を追撃。
同 年2月 h シンガポール 占領 → 華僑虐殺事件 起こる。
同 年3月 i ジャワ・スマトラ 侵攻、j インドネシア を占領
k ビルマ 占領
太平洋地域では、ソロモン諸島を占領。
→ ドイツ・イタリアが三国同盟に基づきd 対米宣戦 。e アメリカ参戦 。
・開戦の意味
f ヨーロッパとアジアの戦争が結びつき、アメリカが参戦し実質的な世界戦争に転換した。
・日本軍、f 香港 攻略、イギリス軍を撃退。
1942年1月 g フィリピン 侵攻、マニラを占領 → アメリカ軍を追撃。
同 年2月 h シンガポール 占領 → 華僑虐殺事件 起こる。
同 年3月 i ジャワ・スマトラ 侵攻、j インドネシア を占領
k ビルマ 占領
太平洋地域では、ソロモン諸島を占領。
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