2017関西学院大・全学部2/2
日本人と金、金製品との関係をみていこう。日本史で学ぶ最も古い金製品はa)福岡県志賀島で発見された「漢委奴国王」と刻まれた金印であろう。古墳時代ではb)埼玉県稲荷山古墳出土の鉄剣銘文が金象眼で記されており、後期以降の古墳からは金銅製の冠や装身具、c)馬具が出土するところもある。仏教の受容と広まりの中で、信仰の中心となった仏像にもd)金銅仏が多い。このように、金は荘厳で権威を表すものであった。
問1.下線部aに関して、奴国が中国皇帝から「印綬」を授かったと記す中国の史書を下記より選びなさい。
ア.『漢書』 イ.『後漢書』
ウ.『宋書』 エ.『三国志』の「魏志」
問2.下線部bに記されていない語句を下記より選びなさい。
ア.辛亥年 イ.杖刀人
ウ.各田卩臣 エ.獲加多支鹵
問3.下線部cが副葬されるようになるのはいつの頃からかを下記より選びなさい。
ア.3世紀 イ.4世紀
ウ.5世紀 エ.6世紀
問4.下線部dに該当しないものを下記より選びなさい。
ア.飛鳥寺釈迦如来像 イ.法隆寺金堂釈迦三尊像
ウ.広隆寺半珈思惟像 エ.興福寺仏頭」
(答:問1イ、問2ウ、※岡田山1号墳出土大刀(6世紀後半築造) 「各田卩臣(額田部臣)」の他数文字が確認できる。問3ウ、問4ウ、※ウは木像)
広隆寺半珈思惟像
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます