goo blog サービス終了のお知らせ 

ベック式!難単語暗記法ブログ

質の高い暗記法、芸術的なゴロ合わせ、感動の記憶法をあなたに!抜群に効果的な実例満載!

988(永延2)年 〈尾張国郡司百姓等解(文)〉★

2017-06-17 | 『新日本史頻出年代暗記』

●平安時代(一条天皇)
 
Fujiwara no Motonaga is accused of avarice and greed by Owari peasants.
苦や辱め もう終わり。
 988年 受領 藤原元命 「尾張国郡司百姓等解(文)」 

安和の変以降、藤原氏による摂関政治は全盛期に向かい、疎外された中下級貴族は地方行政が委任された国司職に群がった。

赴任した国司の最上級者は受領とよばれ、重税を課して郡司や有力農民から訴えられる者もあった。988年、尾張の国司藤原元命は、その悪政を31箇条にわたって同国の国司・百姓等に訴えられ(『尾張国郡司百姓等解(文)』)、国司を解任された。

 

4.受領および農民訴状など 

4人樹木代受領成功。

遙任(ようにん)・除目(じもく)・目代(もくだい))(受領(ずりょう)・成功(じょうごう))


[句意]4人の樹木代の受領に成功した、という句。「成功」はゴロのため一般的な(せいこう)の読みを使っているので注意してください。


[ポイント]

1.「遙任」で代理赴任した「目代」や、「除目」で「成功」をねらう「受領」の国司は現地での収奪に励んだ。

 

[解説]
1.国司に任命されても赴任(ふにん)せず、目代を派遣して国務を処理させる遙任遙任国司)の制度が公認されると、上級貴族にとっても国司が利権的な職となった。

2.その一方、任国に赴(おもむ)いた国司である受領(派遣国の目代も同じく受領)の多くはあらゆる手段を用いて私腹(しふく)を肥(こ)やそうとつとめ、在地の在庁官人(ざいちょうかんじん)・郡司や有力農民たちと対立し、たびたび紛争を起こした。強欲受領としては、尾張国郡司百姓等解文藤原元命(もとなが)と、『今昔物語集』の信濃守藤原陳忠(のぶただ)とが代表的。


3.受領たちはその富をもって任免権をにぎる摂関家に賄賂(わいろ)をおくり、つぎの除目(国司など諸官の任命儀式)の際も継続して任命されること(成功)をねらった。上記の尾張国守藤原元命は、988年、国内の郡司・百姓から、その暴政を31カ条にわたり列挙した訴状尾張国郡司百姓等解文で太政官へ訴えられ、翌年、解任された。


2015京都大・前期

(4)下線部(b)の「少納言兼家」が摂政であった988年に郡司や有力農民が受領の非法を書きあげ朝廷に提出した訴状の名称を記せ。」

(答:尾張国郡司百姓等解)

2014立教大・法・経済(経済政策)・異文化コミュ

2.988年に「尾張国郡司百姓等解」によってその暴政を訴えられたのは誰か。その名をしるせ。」

(答:藤原元命)

 2013立命館・文法済営などA方式

(o)下線部⑮に関連して、受領のなかには、多くの富を得ようと厳しく徴税を行うものも少なくなかった。その悪政を郡司や百姓から訴えられ、989年に解任された尾張国の国司は誰か。氏名を答えよ。」

(答:藤原元命)〉

 2013首都大・前期

 国政の運営は,行政全般をつかさどる機関である[ ウ ]での公卿による審議を中心におこなわれたが,摂政・関白は天皇と[ ウ ]の間にたってすべての政務を把握し,特に諸司・諸国の官人を任命する[ エ ]など,人事において大きな権限を握った。中・下級貴族は,人事権を握る摂関家や,推挙権をもつ皇族や公卿に仕え,(b)儀式や行事,造営事業などにおいて,さまざまな奉仕をおこない,経済的利権の大きい国司への任官を求めていった。

問1 文中の[ウ~エ]に入る語を答えなさい。

問3 下線部(b)に関して,官職を得るため貴族社会でおこなわれたことを50字以内で答えなさい。」

(問1 答:ウ太政官、エ除目、

問3〔解答例〕私財を投じて寺社造営等を請け負い、その代償として官職を得る成功や、官職に再任される重任が行われた。(49字))〉

 

However, folklore goes on to say, 'Motonaga Ason (second highest of the eight hereditary titles) was detested by the local people because he would not stop his wrongdoings until his death, thus (his retainer) Tameie felt horrendous about Motonaga's sins and constructed a hexagonal, two-story Buddhist temple...'

しかし「元命朝臣は猶悪事止まずして国人に憎まれ、終わりをよくせざりしとぞ、(その郎党の)為家は罪業恐ろしくおもいて、六角二階の伽藍を営み・・・」と。


【ベック式!日本文化史ゴロ合わせ暗記術】

【ベック式!魔法の日本史実況中継 (古代編)】

【ベック式!魔法の日本史実況中継 (中世編)】

【ベック式!魔法の日本史実況中継 (近世編)】

【ベック式!魔法の日本史実況中継 (近・現代編)】

にほんブログ村 受験ブログへ

 

 

受験 ブログランキングへ

 

 

日本史 ブログランキングへ

 

 

世界史 ブログランキングへ